主要国のリート市場の最近の動向(12月)~株式市場の下落が重しに~

2016/01/13

主要国のリート市場の最近の動向(12月)~株式市場の下落が重しに~

【ポイント1】為替要因でマイナス

現地通貨ベースでは若干のプラス
■12月のグローバル・リート市場は、地域によってまちまちな動きとなりましたが、現地通貨ベースでは全体として若干のプラスでした。

■為替要因は、ユーロを除く通貨が対円で下落し全体でマイナスに寄与しました。原油安の進行などからリスク回避の動きが強まったためです。その結果、円ベースのリート市場は▲1.6%の下落となりました。

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【ポイント2】オセアニア、北米が上昇

欧州は緩和策への失望で下落
■各地域を現地通貨ベースで見ると、オセアニア、北米が上昇する一方、欧州が大きく下落しました。 欧州は、ECBの追加緩和策に対する失望感と、それを受けたユーロ圏主要国の国債利回りの急上昇を嫌気しました。北米はFRBが利上げを決定しましたが、今後の利上げペースが緩やかなものになるとの観測から、不透明感が後退したことを好感しました。

■オセアニアは、RBA(オーストラリア準備銀行)が低金利政策を維持するなか、景気回復を示す経済指標が相次ぎ発表されたことが好感されました。アジアはシンガポールが米国利上げの悪材料出尽くしで上昇、香港は政策金利引き上げで下落しました。

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【今後の展開】主要国での低金利がリート市場をサポート

■1月に入り、中国の景気減速懸念や原油価格の下落などから、世界的に株式市場が下落し、リート市場も影響を受けています。ただし米国の利上げペースは緩やかな見通しであり、日欧で金融緩和が進められることで低金利環境が続く見込みで、これはリート市場をサポートすると考えられます。

■中国の景気と原油価格をにらみ、当面神経質な展開が見込まれますが、堅調な不動産市場を背景に、リートの配当は安定的な成長が続く見込みです。グローバル・リート市場は、相対的に高い配当利回りにも支えられ、中期的に底堅い展開となることが期待されます。

(2016年1月13日) 

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