米国のISM景況感指数(2015年12月)~低下したが、景気の拡大基調に変化は見られない~

2016/01/07

米国のISM景況感指数(2015年12月)~低下したが、景気の拡大基調に変化は見られない~

【ポイント1】製造業指数は50割れが続く

新規受注指数は上昇
■2015年12月のISM製造業景況感指数は、総合指数が48.2ポイントとなりました。前月の48.6から0.4ポイント低下し、好不況の分岐点となる50ポイントを2カ月連続で下回りました。

■輸出の伸び悩みなどから、製造業の活動が引き続き停滞していることを示唆するものです。ただ、総合指数を構成する5指標のうち、先行性のある新規受注指数が上昇したことは、前向きに評価できます。

■新規受注指数と在庫指数の動きから判断すると、製造業の在庫調整は今年1-3月期頃に一巡する見通しです。

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【ポイント2】非製造業指数も低下

50台半ばの水準は維持
■一方、12月の非製造業景況感指数は55.3ポイントとなりました。11月の55.9から0.6ポイント低下しましたが、50ポイント台半ばの水準は維持しました。内需への依存度が高い非製造業は、製造業とは対照的に拡大基調を維持していると考えられます。

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【今後の展開】 米経済は堅調に推移

■ISMの製造業指数と非製造業指数を、GDPに占める各々の比率で加重平均した合成指数は、米国経済全体の活動状況を表すと考えられます。その合成指数は、国内需要が今年1-3月期にかけて年率3%程度で成長することを示唆しています。

■FRBは15年12月に利上げに踏み切りました。景気の拡大基調に変化が見られないことから、利上げは16年も継続されると予想されます。ただし、物価が落ち着いているため、利上げのペースは年2回程度と緩やかなものになる見込みです。

 (2016年1月7日) 

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