豪ドルは当面横ばいを想定(2020年10月)豪政策金利は0.25%に据え置き

2020/10/08

豪ドルは当面横ばいを想定(2020年10月)

【ポイント1】豪州中銀は政策金利据え置き

市場は11月会合の利下げを予想

■豪州準備銀行(RBA)は、10月6日に開催した金融政策決定会合で、政策金利のキャッシュレート及び3年国債の利回り目標を0.25%に据え置きました。当初市場では、8、9月会合において緩和的な姿勢を強めていたことにより、今会合における追加緩和が予想されていました。しかし、その後RBAは連邦政府予算案の内容を見極める意向との見方が強まり、市場予想も据え置きへとシフトしていました。

■声明文では、「どのような追加的な金融緩和が雇用を支えられるかを検討し続ける」と前月よりも若干具体的な表現を用いつつ、緩和的な姿勢の維持が示されました。市場では11月会合における追加利下げとの見方が依然強いようですが、新型コロナウイルス拡大が収束しつつあることなどを背景に、様子見との見方も出ています。

【ポイント2】過去最大の財政赤字を想定

実質GDP成長率は回復予想

■また、同日夜には2020~21年度の連邦政府予算案が発表されました。過去最大の財政赤字となることが示されましたが、事前に報道されていた内容も多く、大きなサプライズとはなりませんでした。

■経済見通しにおいて、実質GDP成長率は今年度▲1.5%まで落ち込んだ後、来年度には+4.75%へと回復するとの予想が示されました。

【今後の展開】豪ドルは当面横ばい推移か

■足元、豪州では新型コロナの感染拡大が抑制されてきており、緩やかな景気回復が予想されます。こうした状況のもと、中長期的に見た豪ドルの上方トレンドは今後も継続していくと見られます。しかし、大統領選挙を前にして米国金融市場が神経質な動きとなる可能性が高まっていることに加え、RBAの追加緩和観測も豪ドルの上値を抑えると見られます。短期的な豪ドル相場は横ばいでの推移が予想されます。

(2020年10月8日)

印刷用PDFはこちら↓

豪ドルは当面横ばいを想定(2020年10月)豪政策金利は0.25%に据え置き

関連マーケットレポート

2020年10月6日 最新オーストラリアマーケット動向(2020/10/6)【ウィークリー】

2020年9月4日 アジア・マーケット・マンスリー(2020年9月)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

コラム&レポート Pick Up

このページのトップへ