主要な資産の利回り比較(2019年9月)米中協議再開見込みを受け国債利回りは上昇

2019/10/09

主要な資産の利回り比較(2019年9月)

■9月の主要資産利回りは、米中の閣僚級協議が10月に再開される見込みとなったことが好感されてリスク選好度が高まったため、主要国の国債利回りが軒並み上昇しました。社債利回りは世界投資適格社債、日本高格付社債の利回りが上昇し、米欧のハイ・イールド社債利回りは低下しました。

■リートの配当利回りは、豪州、香港が上昇し、米国、欧州、日本、シンガポールが低下しました。豪州は利益確定売りや主要銘柄が世界的な不動産証券指数から除外されたことからリート価格が下落しました。また香港では、長引くデモが重石となりリート価格が下落しました。これらを受けて配当利回りが上昇しました。米国、日本、シンガポールなどはリートが堅調に推移し価格が上昇したため、利回りが低下しました。

■9月はリスク選好度の高まりから主要な株式市場が軒並み上昇したため、株式の配当利回りは低下しました。BDCの配当利回りも低下しました。 一方、MLPの配当利回りは上昇しました。

(2019年10月 9日)

印刷用PDFはこちら↓

主要な資産の利回り比較(2019年9月)米中協議再開見込みを受け国債利回りは上昇

関連マーケットレポート

2019年10月 8日 9月のアジア・オセアニアリートは各市場で異なる動き

2019年10月 4日 吉川レポート(2019年10月)貿易摩擦下のマネーフローと長期金利

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

このページのトップへ