豪ドル為替相場は底堅い展開へ(2019年6月)利下げの景気刺激効果や政府の財政政策に期待

2019/06/13

豪ドル為替相場は底堅い展開へ(2019年6月)

■2019年の豪ドルの対円相場は、4月に一時80円台を回復する局面もありましたが、その後は力強さに欠ける展開となっています。今回はその要因を確認していきます。

【ポイント1】成長率は前年同期比で減速20190613as1

失業率は下げ止まり

■6月5日公表の2019年1-3月期実質GDP成長率は、前期比では+0.4%と前期の同+0.2%から加速したものの、前年同期比では+1.8%と前期の同+2.4%から減速しました。

■2019年5月の雇用者数は、短期の変動を均したトレンド値でみて前月差2.8万人の増加となり、伸びは前月からほぼ横ばいとなりました。失業率のトレンド値は5.1%とこちらも前月からほぼ横ばいとなりました。

【ポイント2】RBAは利下げを実施20190613as2

総裁は追加利下げを示唆

■豪州準備銀行(RBA)は6月4日に利下げを行いましたが、その背景には低インフレに加え、景気の減速や失業率の下げ止まりがあったとみられます。

■ロウRBA総裁は4日の金融政策決定後の講演で「政策金利の低下を見込むのは不合理ではない」と発言し、今後の追加利下げの可能性を示唆しました。

【今後の展開】利下げの効果や政府の財政政策に期待20190613as3

■追加利下げの可能性があるものの、今後の豪ドルについては、これまで複数回の利下げを織り込みながら下落してきたことや、投機筋が大幅に売り越していることから、当面の下落余地は限定的と思われます。

■米中貿易摩擦の動向には要注意ですが、今後は利下げの景気刺激効果や、減税などの政府の財政政策が豪ドル為替相場を下支えすることが期待されます。

(2019年6月13日)

印刷用PDFはこちら↓

豪ドル為替相場は底堅い展開へ(2019年6月)利下げの景気刺激効果や政府の財政政策に期待

関連マーケットレポート

2019年06月04日 豪州の金融政策:2年10カ月ぶりの利下げ(2019年6月)

2019年05月29日 豪ドル相場は底固めの局面(2019年5月)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会