インド株式市場は調整(2019年5月前半) 米国の対中追加関税引き上げで9日続落

2019/05/14

インド株式市場は調整(2019年5月前半)米国の対中追加関税引き上げで9日続落

 

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【ポイント1】株式市場は調整

米国の対中追加関税引き上げで世界的な株安に

■インド株式市場は、4月まで堅調な展開が続いていましたが、5月に入ると、代表的な株式指数のSENSEXが9営業日連続で下落して約2カ月ぶりの安値水準となるなど、調整しています。総選挙での与党勝利の観測などから4月に過去最高値を付け、高値警戒感が出ていたところに、トランプ米大統領が対中追加関税引き上げを表明したことや、5月9~10日に行われた米中通商協議が不調に終わり、米国が実際に2,000億ドル分の中国製品への追加関税を引き上げたことを受けて、米中貿易摩擦の激化懸念から世界的な株安となったことが背景です。

【ポイント2】総選挙の投票は残すところ1日

■インドで4月から行われている総選挙は5月12日、首都ニューデリーなどで投票が行われ、合計7日間の投票日のうち残すところ5月19日の1日だけとなりました。開票は5月23日に一斉に行われます。今回の選挙は、経済改革を推進しているモディ首相率いる与党「インド人民党」が勝利して、モディ政権が継続するかどうかが焦点で、世論調査の予想通り、これが実現すれば市場は好感しそうです。

【今後の展開】第二次モディ政権の発足が決まれば市場の安心材料に

■米中貿易摩擦は先行きが見通しにくく、当面は相場の重石となるものの、株式市場は既に約2カ月ぶりの安値水準に調整しており、世界的に景気減速懸念が高まるなか、市場では追加的な金融緩和期待が根強いことが、今後市場を支えそうです。注目される5月23日開票予定の総選挙結果で、第二次モディ政権の発足が確定すれば市場の安心材料となることが期待されます。

(2019年5月14日)

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