業績モメンタムの上昇が続く米国株式市場 業績の回復期待が引き続き株価をけん引しよう

2019/04/11

業績モメンタムの上昇が続く米国株式市場 業績の回復期待が引き続き株価をけん引しよう

【ポイント1】昨年後半の下落幅をほぼ埋める

「情報技術」は史上最高値更新20190411us1

■米国株式市場は堅調です。S&P500種指数の上昇率は昨年12月24日の安値から4月10日までで+22.8%となりました。S&P500種指数の中で時価総額比率が最も高い「情報技術」セクターは4月10日に最高値を更新し、同+32.5%を記録しました。ウエイトは低いものの、「公益」は3月26日に、「不動産」は4月5日にそれぞれ最高値を更新しました。(「情報技術」の時価総額比率は21.5%、「公益」は3.2%、「不動産」は3.1%。4月10日現在)。

【ポイント2】S&P500種指数に割高感はない

「ヘルスケア」、「金融」に水準訂正の余地20190411us2

■予想株価収益率を見ると、S&P500種指数は16.8倍と2016年以降の平均値(16.8倍)と同じです(4月10日)。ここまでの好調さをけん引した「情報技術」は19.0倍と平均+1標準偏差の18.2倍を上回っています。また、時価総額比率上位の「ヘルスケア」は15.6倍(平均値15.6倍)、「金融」は11.6倍(平均値13.1倍)と過去の水準に比べて割高感はなく、水準訂正の余地があると考えられます。

【今後の展開】業績の回復期待が引き続き株価をけん引しよう20190411us3

■米国株式市場は、業績の回復期待が株価をけん引すると思われます。今後、主要企業の1-3月期決算の発表が本格化します。業績予想の勢い(モメンタム)を見るリビジョンインデックスは、1月を底に上昇傾向にあります。特に「情報技術」は堅調で、株価上昇の裏付けとなっています。「ヘルスケア」も戻りに勢いがあります。「金融」は、長短金利が一時逆転したことが嫌気され、足元でモメンタムが悪化しています。しかし、金融政策の緩和方向への転換は住宅や建設投資などを刺激することで景気をサポートすると期待され、年後半に向け業績の改善が期待されます。また、中国の金融業界の対外開放が進み始めたことも、米金融業界にプラスに作用する可能性があり、注目されます。

(2019年4月11日)

印刷用PDFはこちら↓

業績モメンタムの上昇が続く米国株式市場 業績の回復期待が引き続き株価をけん引しよう

関連マーケットレポート

2019年04月10日 市川レポート「ここからの米国株」

2019年04月04日 吉川レポート(2019年4月)継続する「綱引き」状態

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会