見えてきた日米欧、先進国主導の世界景気、BRCS(除く I )の衰弱と裏腹に~サマーラリーの構図、ドル高と日欧株高と~
【ストラテジーブレティン(140号)】
(1)はっきりした米国経済 1Q 不振の一過性と年後半の成長加速
5 月雇用統計が好調だったことで、第一四半期の米国経済の GDP▲0.7%という不振は(天候不順、港湾スト、原油下落による資源部門の不振に加えての季節調整上の問題などが引き起こした)一過性のものである可能性が強まった。米国経済はほぼ完全雇用に近づいており、賃金と物価上昇圧力は緩慢ではあるが高まっている。9 月または 12 月の年内利上げの可能性が強まったと言える。年後半の金融市場は米国経済の加速とドル高を基調とするのではないか。
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