2021年は短期、中期、長期、超長期循環上昇の起点になる
~今年こそは大相場に賭けよう~
【ストラテジーブレティン(269号)】
謹賀新年
2021年が実り多き年になりますよう、お祈り申し上げます。
議論の出発点、なぜ市場はブラックスワンに打ち克てたのか
2021年の展望にあたって、「2020年に、ブラックスワン(Covid-19という歴史的パンデミック)に市場とファンダメンタルズが打ち克った」という事実の認識が何をおいても重要である。株価は4割の暴落を5カ月で取り戻すというV字回復を遂げ、さらに高値を更新し続けている。株価は最も信頼できる景気先行指標であるので、2021年は力強い景気拡大の年になることは、ほぼ確実である。いや今の株価はバブル、これは「偽りの夜明け」との批判がある。同様の議論は2010~2012年頃、リーマンショック後にも蔓延していた。しかし当時と同様現在も、そうした悲観論は根拠薄弱である。確かに政策支援が株高・景気回復を支えていたのであるが、政策が誤りであり失敗するという主張は間違っていた。今回も市場フレンドリーな政策が誤りであり失敗するという主張には、以下詳述するように説得力がない。
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