コロナパンデミック、最悪期は過ぎたのでは、
ならば株高は当然
【ストラテジーブレティン(258号)】
コロナパンデミック Worst is over
WHO統計による世界全体の累計感染者は8月7日時点で2000万人を超えた。しかし最悪期は過ぎたのではないか。少なくともロックダウンなど過激な防止策で経済活動が悪化する懸念は小さくなったのではないか。以下4点が指摘できる。①世界全体感染者数のピークアウト(欧州、東アジアで急減、7月以降も増加が続いていた米国、ブラジル、インド、南アフリカなども減少に転ず。②死者数は大きく抑制され医療崩壊の懸念はコントロールされている。③スウェーデン、日本などコロナ制御に成功している事例が見られる。④ワクチンが実用段階に入ってくる(最先行のオックスフォード大学とアストラゼネカのワクチンは9月にも実用化へ)。
株価はPost Pandemicの織り込みへ
コロナパンデミックで3~4割の暴落となった世界株式はほぼ下落の9割を取り戻し、米、中、韓国、台湾等は年初比プラスに浮上している。株高をバブルとする指摘も根強いが、ここまで来ると株高はコロナ後を織り込み始めたと考える方が妥当ではないだろうか。
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