コロナパンデミック、最悪期は過ぎたのでは、
ならば株高は当然

2020/08/13

【ストラテジーブレティン(258号)】

コロナパンデミック Worst is over
WHO統計による世界全体の累計感染者は8月7日時点で2000万人を超えた。しかし最悪期は過ぎたのではないか。少なくともロックダウンなど過激な防止策で経済活動が悪化する懸念は小さくなったのではないか。以下4点が指摘できる。①世界全体感染者数のピークアウト(欧州、東アジアで急減、7月以降も増加が続いていた米国、ブラジル、インド、南アフリカなども減少に転ず。②死者数は大きく抑制され医療崩壊の懸念はコントロールされている。③スウェーデン、日本などコロナ制御に成功している事例が見られる。④ワクチンが実用段階に入ってくる(最先行のオックスフォード大学とアストラゼネカのワクチンは9月にも実用化へ)。

株価はPost Pandemicの織り込みへ
コロナパンデミックで3~4割の暴落となった世界株式はほぼ下落の9割を取り戻し、米、中、韓国、台湾等は年初比プラスに浮上している。株高をバブルとする指摘も根強いが、ここまで来ると株高はコロナ後を織り込み始めたと考える方が妥当ではないだろうか。

>>続きはこちら(647KB)

株式会社武者リサーチ
武者ストラテジー   株式会社武者リサーチ
「論理一貫」「独立不羈」「歴史的国際的視野」をモットーに、経済と金融市場分析と中長期予想を目的とし提供していきます。
著作権表示(c) 2013 株式会社武者リサーチ
本書で言及されている意見、推定、見通しは、本書の日付時点における武者リサーチの判断に基づいたものです。本書中の情報は、武者リサーチにおいて信頼できると考える情報源に基づいて作成していますが、武者リサーチは本書中の情報・意見等の公正性、正確性、妥当性、完全性等を明示的にも、黙示的にも一切保証するものではありません。かかる情報・意見等に依拠したことにより生じる一切の損害について、武者リサーチは一切責任を負いません。本書中の分析・意見等は、その前提が変更された場合には、変更が必要となる性質を含んでいます。本書中の分析・意見等は、金融商品、クレジット、通貨レート、金利レート、その他市場・経済の動向について、表明・保証するものではありません。また、過去の業績が必ずしも将来の結果を示唆するものではありません。本書中の情報・意見等が、今後修正・変更されたとしても、武者リサーチは当該情報・意見等を改定する義務や、これを通知する義務を負うものではありません。貴社が本書中に記載された投資、財務、法律、税務、会計上の問題・リスク等を検討するに当っては、貴社において取引の内容を確実に理解するための措置を講じ、別途貴社自身の専門家・アドバイザー等にご相談されることを強くお勧めいたします。本書は、武者リサーチからの金融商品・証券等の引受又は購入の申込又は勧誘を構成するものではなく、公式又は非公式な取引条件の確認を行うものではありません。本書および本書中の情報は秘密であり、武者リサーチの文書による事前の同意がない限り、その全部又は一部をコピーすることや、配布することはできません。

このページのトップへ