アムンディ・ヨーロッパ通信~不透明感根強いEU離脱後の英国の行方

2020/03/06 <>

 

交渉開始、対立点は多い

3月2~5日、英国と欧州連合(EU)が、今後の両者の関係を議論する第1回会合を開きました。モノ、サービスの貿易のほか、各種規制やルールのすり合わせを行い、年末までの合意を目指し、今後月2回ペースで開かれる予定です。自由貿易協定(FTA)についてはほぼ意見が一致している一方、規制やルールについては対立点が多く、自らのルールをなるべく反映させたいEU側と、それを拒否する英国側で、今後厳しい交渉が続くと見込まれます。

最終的な合意まで不安

イングランド銀行(英中央銀行)が月1回、企業に対してビジネス環境に関する調査を実施しており、EU離脱に係るビジネス上の不透明感がいつ解消するかを問うています。それによると、年内の解消は難しいとする回答が75%を超えました。確かに、移行期間が終了する年末までに合意できなければ、結局「合意なきEU離脱」と同じになってしまうため、不安が尽きないのも致し方ないところでしょう。

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