EMシステムズ(4820)オーガニック成長戦略

2025/11/21


2025年11月14日、薬局の基幹業務を担う調剤システムの開発及び販売で国内首位のEMシステムズは、2025年12月期第3四半期(1-9月)の実績を発表している。同社が「不定期な(非オーガニックな)上乗せ要因」として位置づけている厚生行政関連需要(電子処方箋・オンライン資格確認といったシステムの導入・設置)によるインパクトが2025年12月期の期末に向けて概ね一巡していく方向性にあり、2026年12月期及びそれ以降に向けての同社は(厚生行政関連需要に伴うインパクトを除いた)オーガニックな側面における成長戦略の再強化に注力していく方針であることが明らかになっている。主力の調剤システムにおいては、薬剤師の業務負担を劇的に軽減するとされる「薬歴生成AIサポートオプション」の投入などをもって、いわゆるウォレットシェア(個々の顧客の支出に対する同社の比率)を引き上げていくとのことである。新中期経営計画(2025年12月期~2027年12月期)においては、最終年度である2027年12月期に対するARPU(同社が開発したシステムの利用に起因する月次ベースの課金売上高)にして27,500円(現状:25,213円)を達成することが計画されている。

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