MS&Consulting<6555> 注力分野の従業員満足度調査の拡大により19年3月期会社計画は達成の見込み

2019/02/04

顧客満足度覆面調査を主力とする独立系コンサルティング会社
注力分野の従業員満足度調査の拡大により19年3月期会社計画は達成の見込み

業種: :サービス業
アナリスト:大間知淳

◆ 顧客満足度覆面調査を主力とする独立系コンサルティング会社
・MS&Consulting(以下、同社)は、顧客満足度覆面調査(以下、MSR)を主力とする独立系のコンサルティング会社である。
・MSRとの相乗効果が期待できる従業員満足度調査「サービスチーム力診断(以下、STAR)」及びコンサルティング・研修を合わせて提供することにより、顧客企業の店舗スタッフの働き甲斐や、サービス品質の向上を目指している。

193月期上期決算は4%増収、59%営業増益
・19/3期第2四半期累計期間(以下、上期)の決算は、3.6%増収、58.9%営業増益であった。地震や豪雨の影響を受けてMSRの売上収益は伸び悩んだものの、STARの拡販による売上総利益率の上昇や、コスト増の抑制等により、大幅増益となった。

193月期の会社計画は6%増収、10%営業増益を維持
・上期の売上収益は同社の想定を下回っていたものの、上期末の受注残や、収益性が高いSTARの動向を踏まえて、6.3%増収、10.0%営業増益を見込む19/3期計画を、同社は据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、STARの売上収益やコストを中心に19/3期の業績予想を見直し、売上収益は2,984百万円→3,019百万円(前期比7.4%増)に、営業利益は612百万円→655百万円(同18.5%増)に増額した。

◆ STARの今後の状況に注目したい
・当センターでは、今回、STARの売上収益の予想を増額したが、更なる成長加速もあり得ると考えており、その状況に注目している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。