ネオジャパン<3921> 配当性向の引き上げや新製品群の拡大に注目したい

2018/05/25

グループウェアソフトをパッケージとクラウド形態で提供するソフトウェア開発会社
配当性向の引き上げや新製品群の拡大に注目したい

業種: 情報・通信業
アナリスト: 大間知 淳

◆ グループウェアソフトをパッケージとクラウド形態で提供
・ネオジャパン(以下、同社)は、グループウェア等の各種コンピュータソフ トを企業や官公庁、自治体などに対し、パッケージ販売(プロダクト)とクラ ウドサービスの形態で提供する独立系のソフトウェア開発会社である。

◆ 18 年 1月期決算は 9%増収、10%営業増益
・18/1 期決算は、9.2%増収、10.4%営業増益であった。人件費や広告宣 伝費、データセンター利用料などが増加したものの、クラウドサービスの 売上高が拡大したことや、ソフトウェア償却費が減少したことなどにより、 営業増益となった。

◆ 19 年 1月期の会社計画は 13%増収、14%営業増益
・19/1 期について同社は、クラウドサービスの好調が続くと見込み、12.5% 増収、13.7%営業増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、プロダクトの売上高を減額 する一方、クラウドサービスの売上高を増額するなど、19/1期の業績予想 を修正し、売上高は 2,596 百万円→2,628 万円(前期比 13.7%増)に、営 業利益は 509 百万円→512 百万円(同 18.4%増)に引き上げた。

◆ 配当性向の引き上げや新製品群の拡大に注目したい
・20/1 期以降についても、クラウドサービスをけん引役として、同社の業績 は着実に伸長すると当センターは予想している。
・同社は今回、配当性向の目標を 10%以上から 20%以上に引き上げたが、 引き上げ余地は依然として大きいと思われる。また、当センターは、ビジ ネスチャットや業務アプリ作成ツールなどの新製品群について、将来的 には事業の柱となる可能性があると見ており、その拡大に注目している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。