WASHハウス<6537> FC 店舗数増加により 18 年 12 月期は増収増益を見込む
コインランドリー「WASH ハウス」を九州地区中心に展開
FC 店舗数増加により 18 年 12 月期は増収増益を見込む
業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈
◆ 事業内容
・WASH ハウス(以下、同社)は、コインランドリー「WASH ハウス」のチェー ン本部としてフランチャイズ(以下、FC)システムをオーナーに提供する FC事業及び、提供したFC店舗の運営・管理を行う店舗管理事業、直営 店舗の運営等を行う直営事業その他を手掛けている。
・店舗は九州地区を中心に展開しており、17年12月末の店舗数はFC466 店、直営 28 店である。
◆ 17 年 12月期決算の概要
・17/12 期の売上高は前期比 8.2%増の 3,375 百万円、営業利益は同 17.3%減の243百万円であった。FC店舗の新規出店により増収となっ たものの、出店は計画より遅れが生じたために売上高は期初想定よ り伸びなかった(17 年 12 月 21 日付で減額修正を公表)。FC 事業の 売上未達により、人件費を中心とした経費増を吸収できず営業減益 となった。
◆ 18 年 12月期の業績予想
・18/12期の会社計画は、売上高が前期比18.9%増の4,011百万円、営業 利益が同 23.1%増の 300 百万円である。FC 事業では過去最高となる 130 店の新規出店(期末店舗数 596 店)を計画しており、FC 事業及 び店舗管理事業の増収に寄与することを見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、前回予想を見直し、会 社予想を若干上回る水準を予想する。
◆事業戦略と中期業績見通し
・同社は持続的な成長のために、出店エリアの拡大、関連事業及び周辺 事業への進出などに注力している。今期からは大阪府、東京都などでの FC 展開を加速する計画である。関連事業では、洗剤の内製化に向けた 準備を進めている。
・当センターでは、同社の店舗数拡大余地は大きいと考えており、20/12 期まで増収増益が続くと予想している。
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