ジャパンミート<3539> 前期は減益となったものの、18 年 7 月期から増収増益基調に戻ると予想

2017/12/13

東京都や茨城県を中心に首都圏で展開する独立系食品スーパーマーケット
前期は減益となったものの、18 年 7 月期から増収増益基調に戻ると予想

業種:小売業
アナリスト:大間知 淳

◆ 首都圏で展開する独立系食品スーパーマーケット
・ジャパンミート(以下、同社)は、茨城県を中心に首都圏で食品スーパー をテナント形態や単独店舗で運営する独立系のチェーンストアである。
・連結子会社が、東京都を中心に単独店舗の「肉のハナマサ」を展開する ほか、茨城県近郊に焼肉店などの外食事業も手掛けている。

◆ 17 年 7月期決算は 7%増収、8%営業減益
・17/7 期決算は、6.8%増収、7.7%営業減益であった。期初時点では見込 んでいなかった大型店の出店やM&Aの実施により、売上高は計画を上 回ったものの、出店に伴う損失や、株式取得関連費用が計上されたため、 営業利益は計画未達を余儀なくされた。

◆ 18 年 7月期の会社計画は 6%増収、6%営業増益
・18/7期について同社は、前期に出店した5店舗と買収した2社が通期で 寄与することなどを背景に、5.7%増収、5.8%営業増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、17/7 期実績が従来想定を 下回ったスーパーマーケット事業の営業利益を中心に 18/7 期の業績予 想を見直し、売上高は109,891百万円→112,133百万円(前期比8.1%増) に、営業利益は 4,763 百万円→4,194 百万円(同 6.1%増)に修正した。

◆ 18 年 7月期から増収増益基調に戻ると予想
・大型店の出店やM&Aの実施が重なったため、17/7期は減益を余儀なく されたが、当センターでは、出店ペースの加速などがなければ、減益要 因の影響が軽減していく 18/7 期以降は増収増益基調に戻ると予想して いる。
・当センターは、大手小売業者による生鮮品宅配サービスの強化により、 業績への影響を受ける可能性がある点に、長期的な観点から注意が必 要と考えている。
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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。