アクアライン<6173> 業績は順調に拡大しており、18 年 2 月期も増収増益を見込む

2017/05/11

水まわり緊急修理サービス事業を「水道屋本舗」の屋号で全国展開
業績は順調に拡大しており、18 年 2 月期も増収増益を見込む

業種:サービス業
アナリスト:佐々木加奈

1.会社概要
・アクアライン(以下、同社)は、台所、トイレ、浴室、洗面所又は排水管で 起きる急な水回りのトラブルを解消する「水まわり緊急修理サービス事業」 を主要な事業としている。
・「水道屋本舗」の屋号で、北海道から沖縄までの全国において 24 時間 365 日対応でサービスを展開している。トラブル解消の他に、水まわりの 器具及び商品の販売、部品交換、漏水調査、給排水管の取り替え等も 行っている。

2.財務面の分析
・主力の水まわり緊急修理サービス事業が順調に拡大し、売上高は 13/2 期から増収基調が続いている。17/2 期は施工件数の伸びが寄与し、売 上高、営業利益とも過去最高を実現した。
・18/2期の会社計画は、売上高が前期比7.2%増の4,615百万円、営業利 益が同 11.4%増の 381 百万円である。同社は今期から連結決算に移行 するため、前期比は 17/2 期単体数値との比較である。サービススタッフ の増員が施工件数拡大につながり、増収増益が続く会社計画となってい る。

3.非財務面の分析
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、退職給付費用の減少見通 しや各子会社の業容の変化を受けて 17/6 期の業績予想を修正し、売上 高は 14,038 百万円→14,391 万円(前期比 7.7%減)に、営業利益は 672 百万円→784 百万円(同 46.9%増)に増額した。

4.経営戦略の分析
・今後の成長戦略として、既存事業の売上高増加と事業領域の拡大を 掲げている。既存事業の拡大のために積極的な人材獲得を進めてい るが、上場による知名度向上が寄与し、順調な進捗となっている。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、同社がリモート勤務・リモート管理と いう独自の仕組みや、高い技術力を持つ正社員スタッフによるサー ビス提供を武器に、水まわり緊急修理市場でのシェアを高めていく ことは可能であると考えている。

 

>>続きはこちら(2.40 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。