ユーソナー(431A)AI普及で正確なデータへの需要が高まり、25年12月期決算は計画を上回る

2026/02/20

法人データベースとその活用サービスで企業のマーケティング活動を支援
AI普及で正確なデータへの需要が高まり、25年12月期決算は計画を上回る

業種:情報・通信業
アナリスト:鎌田良彦

◆ 法人データベースとその活用サービスで企業のマーケティングを支援
ユーソナー(以下、同社)は、法人データベース「LBC(Linkage BusinessCode)」及び、LBCを活用した各種サービスの提供により、企業のデータベースマーケティングによる営業活動を支援している。LBCは、大企業から中小企業まで462万社の企業情報を網羅しており、工場や事業所等を含む拠点ベースでは、1,250万拠点を網羅する国内最大規模の法人データベースである。LBCとLBCを活用するサービス全体を「ソナーサービス」としている。

25/12期の売上構成比は、ソナーサービスが83.8%、その他が16.2%であった(図表1)。その他の売上高には、コンタクトセンター向けシステムやデータを活用したダイレクトメールの発送等の従来事業と、商業登記簿、不動産登記簿等のダウンロードサービス等の新規サービスが含まれている。収益形態別では、サービスの定期的な利用によるストック売上が81.1%、初期設定等のフロー売上が18.8%であった。

◆ LBC
LBCのデータは、企業や事業所ごとに割り振られた管理コードに、企業の業種や売上高、利益、従業員数等の基本データに加え、ニュース、地図情報、特徴タグといった様々な情報が紐付けられている。情報源はインターネット上に公開されている情報、商業登記簿データ等の購入データ、同社の社員や業務委託先が収集した企業の特徴タグ等の定性情報からなる。LBCはデータの網羅性と正確性、最新情報の取得を担保しており、同社の最大の強みとなっている。

◆ ユーソナー
ユーソナーは、LBCのデータを参照して、企業が保有する顧客データの一元化及び、潜在顧客も含めた企業情報の取得を可能にするプラットフォームで、クラウド上でのサブスクリプション契約により提供されている。

顧客データの社名表記の統一等を行った後に名寄せを行い、一元化された顧客リストにLBCの売上規模や業種等の企業属性データを付与している。これらの結果、ユーザーは、既存顧客データの一元化、LBC上の最新顧客データの取得が可能になり、顧客情報の更新作業が不要になる。また、LBC上にある未開拓企業の情報も取得できるようになる。

ユーソナーは、Salesforce等のCRM注1 やSFA注2、MA注3等の他社ツールとAPI 注4による連携が可能となっており、これらのツールで利用する顧客データの一元化、最新化、外部情報の利用が可能になっている。

◆ プランソナー
プランソナーは、LBCのデータベースに基づき、見込顧客の抽出・絞り込みを行うためのツールである。プランソナーでは、①LBCに収録された企業のIPアドレスに基づき、自社のWebサイトの情報にアクセスしている企業をリアルタイムに把握するライブアクセス機能により、企業の情報収集の意図・目的を探るインテントデータの収集、②既存取引先をAIが多角的に学習し、未開拓の有望企業をリストアップするAIリスト、③企業毎に独自に付与された特徴タグである「ストーリー」に基づき、キーワード検索で該当企業を抽出するミキサー等の機能を利用することができる。

◆ mソナー
mソナーは、スマートフォンで読み取った名刺データから、LBCのデータに基づき、①業種、売上高、従業員数、特許/商標等の企業の基本属性、②子会社、親会社、営業拠点や工場等の資本系列・拠点情報、③最新ニュースや人事異動等の速報、④同社の独自基準による9段階の企業リスク等の評価等が閲覧できるツールである。

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。