SBI レオスひふみ(165A)運用資産残高の拡大により、継続的な増収増益を予想

◆ 「ひふみ」ブランドの公募投資信託等を運用・販売する運用会社
・SBI レオスひふみ（以下、同社）は、日本株式を中心に運用する国内投資信託の中で最大級の純資産総額を誇る「ひふみプラス」等の「ひふみ」ブランドの投資信託を運用・販売する資産運用会社である。
・投資信託委託業務は、委託者報酬が24/3 期の営業収益の98.6%を占め、中核業務となっている。25/3 期中間期（以下、上期）末の運用資産残高は1 兆3,230 億円に達しているが、そのうち、9,514 億円が証券会社や銀行等の販売パートナーを通じて販売されたものである。

◆ 25 年3 月期上期決算は11%増収、7%営業増益
・25/3 期上期決算は、前年同期比10.8%増収、7.0%営業増益であった。運用資産残高の増加に伴う委託者報酬の拡大により、営業収益は高い伸びとなったものの、新ファンド投入等に伴う広告宣伝費等の増加もあり、営業利益率は同0.7%ポイント悪化の18.8%となった。

◆ 25 年3 月期の証券リサーチセンター予想は18%営業増益
・同社は、収益の源泉である運用資産残高が内外の株式市場の影響を大きく受け、その見通しについては、経済情勢、相場環境等に起因する様々な不確実性が存在するとして、業績予想を公表していない。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）は、上期実績や市場環境等を踏まえて25/3 期予想を見直し、営業収益を12,320 百万円→11,647 百万円（前期比13.0%増）、営業利益を2,405 百万円→2,152 百万円（同20.9%増）に下方修正した。

◆ 運用資産残高の拡大を想定し、26 年3 月期以降も増益を予想
・当センターでは、25/3 期上期実績や市場環境等を踏まえ、26/3 期以降の業績予想も下方修正した。
・運用資産残高の増加に伴う営業収益の拡大により、26/3 期は前期比6.8%増収、9.4%営業増益、27/3 期は同6.8%増収、7.6%営業増益と予想している。

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