グローバルスタイル(7126)しばらくは年5店舗程度の出店が継続することが見込まれよう

2024/07/16

「GINZA Global Style」を中核業態としてオーダースーツ店舗を展開
しばらくは年5店舗程度の出店が継続することが見込まれよう

業種:小売業
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・グローバルスタイル(以下、同社)は、「GINZA Global Style」を中核業態としてオーダースーツの企画、販売を行う企業である。

◆ 24年7月期第3四半期累計期間決算
・24/7期第3四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高8,375百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益436百万円(同21.2%減)となった。5店舗の新規出店(業態転換を除く)が増収に貢献した。利益面では、売上総利益率は前年同期よりわずかに改善したが、出店費用の増加が先行して減益となった。

◆ 24年7月期業績予想
・24/7期業績について、同社は、売上高12,183百万円(前期比17.1%増)、営業利益744百万円(同12.8%増)という期初計画を据え置いている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、24/7期についてはほぼ会社計画と同水準を予想した。25/7期については、売上高13,823百万円(前期比13.7%増)、営業利益880百万円(同17.7%増)と予想した。5店舗の新規出店、開始2年目の「GINZA Global Style PREMIUM」の店舗の通年寄与、売上総利益率の維持といった点を想定した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、25/7期は前期比13.7%増収、26/7期は同12.4%増収となり、売上高営業利益率は26/7期には6.6%まで上昇すると予想した。
・同社の業績を予想するにあたって、どの店舗業態で出店していくかは重要なポイントとなる。最近の出店動向から、超都心と地方中核都市で店舗業態を使い分けるようになってきたと見受けられる。特に地方中核都市はこれまで同社がさほど注力してこなかったところであり、今後、地方中核都市への出店が加速するかどうかは注目点のひとつとなろう。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。