ビーアンドピー(7804)中期経営計画初年度の24年10月期は増収増益の会社計画

2024/07/04

業務用インクジェットプリンターによる出力サービスの大手
中期経営計画初年度の24年10月期は増収増益の会社計画

業種:その他製品
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・ビーアンドピー(以下、同社)は、業務用の大判インクジェットプリンターを使ってインクジェット出力サービスを提供している。

◆ 24年10月期第2四半期累計期間決算
・24/10期第2四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高1,629百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益255百万円(同15.9%増)となった。第3四半期に期ずれした案件もあったが、販売促進用広告を中心に増収となり、上期としては過去最高の売上高となった。また生産性向上等により売上総利益率の改善も進んだ。

◆ 24年10月期業績予想
・24/10期業績について、同社は、売上高3,400百万円(前期比7.1%増)、営業利益492百万円(同9.0%増)と計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、24/10期について、売上高3,400百万円(前期比7.1%増)、営業利益509百万円(同12.7%増)と、利益については会社計画を上回る水準を予想した。上期に続き、販売促進用広告を中心とした増収を予想したが、インクジェットプリントサービス以外の拡販の貢献も織り込んだ。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、25/10期は前期比8.8%増収、26/10期は同9.5%増収、売上高営業利益率は25/10期15.4%、26/10期16.3%と予想した。当センター予想は同社が積極的に取り組むとしているM&Aの実施を想定していない。
・同社は24/10期~26/10期の中期経営計画を公表している。26/10期の売上高は5,000百万円を目標としているが、M&Aの実施が前提となっている。同社は販促・マーケティングのソリューションをワンストップで提供する体制を目指して、シェア拡大、機能強化、領域拡大を進めていく方針としている。当面は、これらの施策の進捗に注目したい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。