日本リビング保証(7320)初の中期計画初年度の24年6月期は過去最高の売上高及び利益を予想

2024/01/17

住宅、住宅設備の保証サービス等、資財価値を最大化するワーステックカンパニー
初の中期計画初年度の24年6月期は過去最高の売上高及び利益を予想

業種:その他金融業
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・日本リビング保証(以下、同社)は、住宅設備の延長保証会社として創業し、現在は、保証、金融、オペレーションとデジタルを組み合わせたソリューションを通じて、住宅や住宅設備等の暮らしの資財の価値を最大化するワーステックカンパニーとして事業を展開している。

◆ 23年6月期決算
・23/6期決算は、売上高3,919百万円(前年同期比18.6%増)、営業利益741百万円(同14.0%増)となった。売上高、利益とも過去最高だったが、期初計画を下回った。第3四半期に半導体不足によるExtendTech事業の伸び悩みがあったことに加え、下期を中心にHomeworthTech事業への先行投資が増加したためである。

◆ 24年6月期業績予想
・24/6期業績について、同社は、売上高4,820百万円(前期比23.0%増)、営業利益840百万円(同13.3%増)を計画している。第1四半期決算公表時点では、第2四半期累計期間の計画は上方修正されたが、通期計画は期初のものが据え置かれている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、24/6期について、売上高4,896百万円(前期比24.9%増)、営業利益864百万円(同16.6%増)と会社計画をやや上回る水準を予想した。建物長期保証が牽引する見通しのHomeworthTech事業、再生可能エネルギー関連機器保証案件が牽引する見込みのExtendTech事業とも、高い増収率を想定した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、25/6期は前期比23.6%増収、26/6期は同23.7%増収となり、売上高営業利益率は26/6期に20.4%まで上昇すると予想した。
・同社では初めて3カ年の中期計画の開示を行った。24/6期はフロー型のExtendTech事業よりもストック型のHomeworthTech事業の拡大が牽引する見通しであり、この動向に注目したい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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