ドリームベッド(7791) 宿泊施設の改装需要が回復し、24年3月期の増収増益につながる見込み

2023/07/28

マットレスやベッドフレーム、ソファ、寝装品などのデザイン開発、製造、販売を行う
宿泊施設の改装需要が回復し、24年3月期の増収増益につながる見込み

業種:その他製品
アナリスト:佐々木加奈

◆ 事業内容
・ドリームベッド(以下、同社)は、マットレス、ベッドフレーム、ソファ、寝装品などのデザイン開発、製造、販売を行っている。主な販売経路は「家具販売店向け」、宿泊施設を中心とした「商業施設向け」、自社で展開する店舗「ショップ/ショールーム」である。

◆ 23年3月期決算の概要
・23/3期の売上高は前期比4.0%増の9,835百万円、営業利益は同34.1%減の427百万円であった。宿泊施設の改装需要が回復してきたことによる「商業施設向け」の伸び、名古屋ショールームの寄与や高価格帯商品の販売好調による「ショップ/ショールーム」の伸びにより増収となった一方、原材料価格の上昇やシステム改修に係る費用の発生により営業減益となった。同社は、期初計画(売上高10,100百万円、営業利益750百万円)を23年2月13日に下方修正している(売上高9,650百万円、営業利益325百万円)。

◆ 24年3月期の業績予想
・24/3期の会社計画は、売上高が前期比3.7%増の10,200百万円、営業利益が同10.0%増の470百万円である。宿泊施設の改装需要の回復などが寄与して増収が続き、売価変更や経費の効率的な運用の効果で増益に転じると見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は前回予想を下方修正し、23/3期の売上高を10,300百万円(前期比4.7%増)、営業利益を475百万円(同11.2%増)と予想した。

◆ 今後の事業戦略
・同社は、海外提携ブランドである「Serta」の認知度向上、ショールームの活用、生産性の向上、商業施設向けの営業施策の強化などに注力し、持続的な事業規模拡大を目指している。
・当センターでは、商品開発や製造についてのノウハウ及び効率的な生産体制が同社の強みと考えており、「商業施設向け」の伸びにより25/3期以降も増収、営業増益が続くと予想している。

>>続きはこちら(1,6MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ