NATTY SWANKY ホールディングス<7674> 直営、FCともに新規出店を継続し、事業規模の拡大を図る

2022/10/14

餃子が主力商品の居酒屋「肉汁餃子のダンダダン」を首都圏中心に展開
直営、FCともに新規出店を継続し、事業規模の拡大を図る

業種: 小売業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・NATTY SWANKY(ナッティースワンキー)ホールディングス(以下、同社)は、性別や世代に関係なく、餃子とビールを気軽に楽しむことができる客単価2,000円程度の居酒屋「肉汁餃子のダンダダン」を首都圏中心に展開している。22年7月末時点の店舗数は直営90店、FC29店の合計119店となっている。
・同社は飲食事業の単一セグメントだが、売上高は直営店売上、製品卸売上、FC売上、その他に分類されており、23/1期第2四半期累計期間(以下、上期)は直営店売上が全体の95.2%を占めている。

◆ 23年1月期上期決算の概要
・23/1期上期の売上高は2,851百万円、48百万円の営業損失であった。決算期変更(6月→1月)に伴い22/1期は7カ月の変則決算となり、前年同期比は公表されていない。新店の好調により売上高は会社計画を上回った一方、アルバイトの時給の上昇、デリバリー等に係る支払手数料の増加などが要因で営業損失を計上した。

◆ 23年1月期の業績見通し
・23/1期の会社計画は期初予想を据え置き、売上高6,000百万円、営業利益180百万円としている。直営24店、FC6店の新規出店を前提としており、上期に、直営7店、FC3店を出店済みである。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、上期決算を踏まえて販売費及び一般管理費(以下、販管費)の増額により前回の利益予想を減額修正した。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、立地を厳選しつつ新規出店ペースを引き上げ、事業規模の拡大を目指す考えで、23/1期からは未出店であった関西エリアや四国エリアへの店舗展開を開始している。
・当センターでは、出店エリアの拡大や自動発注システムの本格稼働などが24/1期以降の業績拡大につながると考えている。

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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