アズーム<3496> 21年9月期は問い合わせ件数や受託台数の拡大等により予想を上回る増収増益

◆ 月極駐車場の検索サイトやサブリースサービスを展開
・アズーム（以下、同社）は、月極駐車場の検索サイト「カーパーキング」を通じて、「月極駐車場紹介サービス」のほか、自ら貸し手となる「月極駐車場サブリースサービス」等を展開している。

◆ 21 年9 月期業績は予想を上回る増収増益
・21/9 期は、売上高4,974 百万円（前期比30.4%増）、営業利益507 百万円（同126.1%増）と予想を上回る増収増益となった。
・「カーパーキング」の認知度向上に伴う駐車場問い合わせ件数の増加や受託台数の拡大、稼働率の向上などにより、「紹介サービス」及び「サブリースサービス」が順調に伸びた。

◆ 22 年9 月期も引き続き増収増益を見込む
・22/9 期の業績予想について同社は、売上高6,400 百万円（前期比28.7%増）、営業利益850 百万円（同67.5%増）と、駐車場問い合わせ件数の増加などを背景として、引き続き増収増益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）では、21/9 期実績が予想を上回ったことや、「サブリースサービス」における稼働率が高水準で推移していることなどを踏まえ、22/9 期予想を増額修正した。修正後の業績予想として、売上高6,150 百万円（前期比23.6%増）、営業利益800百万円（同57.6%増）と見込んでいる。

◆ 今後の成長戦略と中期業績予想
・同社の成長戦略は、1）駐車場データベースの拡充、2）事業展開エリアの拡大・深掘り、3）事業領域の拡大により、賃料収入（サブリースサービス）及び手数料収入（紹介サービス）、新規事業の育成・開発の3つの軸を積み上げていくものである。
・証券リサーチセンターでは、23/9 期予想についても増額修正するとともに、新たに24/9 期予想を策定した。空き駐車場問題の深刻化や不動産業界におけるDX 化の進展などから判断して、持続的な成長は可能であると評価し、今後3 年間の平均売上成長率を20.0%、24/9 期の営業利益率は17.4%に向上すると予想した。

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