アミファ<7800> 業績予想を減額したが、22 年9 月期からの利益回復想定は維持する

2022/02/02

100 円ショップを主力販路とするライフスタイル雑貨のファブレスメーカー
業績予想を減額したが、22 年9 月期からの利益回復想定は維持する

業種: その他製品
アナリスト: 大間知 淳

◆ 100 円ショップを主力販路とする雑貨のファブレスメーカー
・アミファ(以下、同社)は、100 円ショップを主力販路とするライフスタイル雑貨のファブレスメーカーである。100 円ショップ向けのワンプライス商品(ラッピング、文具、キッチン、クラフト等)、小売・卸売業者やメーカー向けのOEM 商品、フラワーアレンジメント教室等を販路とするフルール商品等を手掛けている。同社は、21/9 期から、小売価格100 円の商品をワンプライス商品、同100 円超の商品をプチプライス商品とする新たな商品分類に移行した。

◆ 21 年9 月期決算は2%減収、18%営業減益
・21/9 期決算は、前期比2.3%減収、17.8%営業減益であった。原価低減努力により売上総利益率は改善したものの、緊急事態宣言による消費マインドの落込みや、バレンタインデー関連商品の不振、大手顧客の商品採用方針の変更に加え、人件費等が増加したため、営業減益となった。

◆ 22 年9 月期の会社計画は9%増収、13%営業増益
・22/9 期決算について同社は、商品カテゴリーの拡大やプチプライス商品の強化等により、9.0%増収、13.4%営業増益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、21/9 期実績や、プチプライス分野での新商品の開発遅延、大手顧客の商品採用方針の変更、経済環境の変化等を踏まえて22/9 期の業績予想を見直し、売上高を5,273百万円→4,998 百万円、営業利益を258 百万円→229 百万円に下方修正した。

◆ 23 年9 月期予想も減額したが、利益回復想定は維持する
・当センターでは、22/9 期予想と同じ理由により、23/9 期予想も引下げた。ただ、プチプライス分野の新商品と、インテリア等のワンプライス商品での新カテゴリーが徐々に業績に貢献すると考え、利益回復想定は維持している。23/9 期は6.6%増収、6.9%営業増益、24/9 期は6.2%増収、8.6%営業増益と予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。