NATTY SWANKY<7674> 立地を厳選した新規出店を継続し、事業規模拡大を目指す
餃子が主力商品の居酒屋「肉汁餃子のダンダダン」を首都圏中心に展開
立地を厳選した新規出店を継続し、事業規模拡大を目指す
業種: 小売業
アナリスト:佐々木 加奈
◆ 事業内容
・NATTY SWANKY(ナッティースワンキー、以下、同社)は、「肉汁餃子の ダンダダン」を首都圏中心に展開している。「肉汁餃子のダンダダン」は、性別や世代に関係なく、餃子とビールを気軽に楽しむことができる客単価2,100円程度の居酒屋である。21年6月末時点の店舗数は直営77店、FC24店の合計101店となっている。
・同社は飲食事業の単一セグメントである。売上高は、直営店売上、製品卸売上、FC売上、その他に分類されており、21/6期は直営店売上が全体の94.6%を占めている。
◆ 21年6月期決算の概要
・21/6期の売上高は前期比1.5%増の4,320百万円、営業損失122百万円(20/6期は9百万円の利益)であった。直営7店、FC5店の新規出店により小幅な増収となったものの、地代家賃やデリバリー関連経費などの増加を吸収できずに営業損失を計上した。
◆ 22年1月期の業績見通し
・同社は決算期を6月から1月に変更するため、22/1期については7カ月の変則決算となる。22/1期の会社計画は、直営7店、FC7店の新規出店を前提に、売上高が2,980百万円、営業利益が69百万円である。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、売上高、営業利益は会社計画並みの水準を予想し、経常利益は時短営業に係る協力金の支払いを想定して会社計画を上回る予想をしている。
◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、外部環境を考慮しながら立地を厳選した新規出店を継続し、事業規模拡大を目指す考えである。
・当センターでは、デリバリーの定着や他社の店舗撤退が増加したことによる物件獲得競争の緩和といった効果が23/1期、24/1期の業績拡大につながると考えている。