AmidA ホールディングス<7671> 主力商材の堅調な販売により22年6月期は小幅な営業増益を計画

2021/10/18

印鑑及びスタンプを中心にインターネット通販サイトで販売するEC通販事業を行う
主力商材の堅調な販売により22年6月期は小幅な営業増益を計画

業種: 小売業
アナリスト:佐々木 加奈

◆ 事業内容
・AmidAホールディングス(以下、同社)は、連結子会社2社を傘下に持つ持株会社である。子会社のハンコヤドットコムは、印鑑やスタンプなどをインターネット通販サイトで販売するEC通販事業を行っており、主力サイトは「ハンコヤドットコム」である。もうひとつの子会社であるAmidAは、ECサイトの集客状況に関するデータ分析からシステム開発、保守までをトータルで行っているが、外部顧客との取引はない。

◆ 21年6月期決算の概要
・21/6期の売上高は前期比10.2%増の3,191百万円、営業利益は同57.5%増の446百万円であった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりリアル店舗からEC通販に顧客の購入経路がシフトしたことが増収につながった。Web広告に関する費用は増加したものの、販売促進費のコントロールを強化したことで大幅な営業増益となった。

◆ 22年6月期の業績見通し
・22/6期の会社計画は売上高3,296百万円(前期比3.3%増)、営業利益452百万円(同1.3%増)である。主力商材の伸びにより増収を維持し、プロモーション費用や人件費の増加を吸収して小幅な営業増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、21/6期実績及び同社の取り組みを踏まえて22/6期業績の前回予想を増額修正した。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、価格戦略の強化、商品の拡大、ブランディングの強化などに取り組んでいる。21/6期はノベルティー販促商品などの専門サイトを開設し、はんこ以外の商材の拡販も開始している。
・当センターでは、効果的な広告宣伝の実施や取扱商材の拡大により客数の増加が続くと考えており、23/6期以降も増収増益が続くと予想している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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