Welby<4438> 20年12月期上期決算は案件納品の遅延と費用増により営業損失幅が拡大

2020/09/11

患者と医療者が健康・医療情報を共有し、治療に役立てるためのサービスを展開
20年12月期上期決算は案件納品の遅延と費用増により営業損失幅が拡大

業種: 情報・通信業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・Welby(以下、同社)は、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病をはじめとする様々な疾患の治療分野で、患者の自己管理をサポートするPHR(Personal Health Record)プラットフォームサービスを展開している。
・同社はPHRプラットフォームサービス事業の単一セグメントだが、売上高は提供するサービス内容により、疾患ソリューションサービスとWelbyマイカルテサービスに分類されている。

◆ 20年12月期上期決算の概要
・20/12期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上高は前年同期比50.4%増の307百万円、営業損失199百万円(前年同期は101百万円の損失)であった。
・新規アプリの開発費及び運営アプリ数の増加に伴う運営料の増加により増収となった一方、Welbyマイカルテの各種機能強化に伴う労務費や増員に伴う人件費の増加により営業損失幅が拡大した。同社の期初計画である売上高428百万円、営業損失114百万円を下回ったのは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により上期中に納品を見込んでいた案件の遅延が発生したためである。

◆ 20年12月期の業績予想
・20/12期の会社計画は、売上高が前期比52.4%増の1,217百万円、営業利益は同約7倍となる112百万円である。同社は、上期実績が計画に未達となった一方で、期初に公表した通期計画は変更していない。
・証券リサーチセンターでは、開発が進んでいるアプリが複数あることなどから下期の前回予想は修正していないものの、上期実績の計画未達分を反映させて20/12期の業績予想を減額修正した。

◆ 今後の事業戦略
・同社は、疾患ソリューションサービスでは製薬会社に向けたアプリ開発提案の強化、Welbyマイカルテサービスでは普及プロモーションの強化などに注力し、持続的な事業規模拡大を目指す考えである。
・20年6月末時点で複数のアプリを開発中である。

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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