SKIYAKI<3995> bitfanのオムニチャネル、グローバル戦略の先行投資期を経て、来期の回復を期待

2020/04/24

ファンクラブサービスの先駆者が率いるITプラットフォーム企業
bitfanのオムニチャネル、グローバル戦略の先行投資期を経て、来期の回復を期待

業種: 情報・通信業
アナリスト:難波 剛

◆ 主力はファンクラブにまつわる各サイトと管理システムの提供
・SKIYAKI(以下、同社)は、コンテンツホルダー(アーティスト、芸能プロダクション等)が自前で制作していた「ファンクラブサイト」、「グッズ販売サイト」、「チケット販売サイト」を代行制作し、それらサイトをワンストップで管理・更新出来るシステムを提供している。

◆ 20年1月期は20.0%増収、56.6%営業減益
・20/1期の連結業績は、売上高4,899百万円(前期比20.0%増)、営業利益99百万円(同56.6%減)、経常利益25百万円(同85.4%減)、親会社株主に帰属する当期純損失225百万円(前期は79百万円の利益)となった。

◆ 21年1月期は12.4%増収、28.4%営業減益の会社計画
・同社は21/1期業績について、売上高5,507百万円(前期比12.4%増)、営業利益71百万円(同28.4%減)と計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、21/1期業績予想を売上高5,400百万円(前期比10.2%増)、営業利益44百万円(同55.9%減)、経常利益30百万円(同19.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5百万円へ下方修正した。
・新型コロナウィルスによる影響、人件費・システム開発負担増等により21/1期は営業減益を予想するものの、有料会員の増加により22/1期以降は収益の回復が見込まれ、当センターでは23/1期にかけての2年平均成長率を、売上高15.1%、営業利益176.1%と想定している。

◆ 投資に際しての留意点
・システムトラブルや、ネットワークやシステムのセキュリティが破られる等の広義のシステムトラブルが発生した場合、同社の業績、社会的信用に悪影響が及ぶ可能性がある。加えて、新型コロナウィルスの影響の長期化による業績リスクにも留意する必要がある。

>>続きはこちら(2.51 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ