クックビズ<6558> 新サービスの展開や増員の寄与で20年11月期も増収増益を見込む

2020/03/09

飲食業界に特化した人材紹介事業及び求人広告事業を手掛ける
新サービスの展開や増員の寄与で20年11月期も増収増益を見込む

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・クックビズ(以下、同社)は、飲食業界に特化した人材紹介事業及び求人広告事業などを行っている。主力は08年に開始した人材紹介事業で、19/11期の売上高の60.8%を占めている。同社の展開する求人情報サイト「cookbiz」に登録された求職者を、コンサルタントを通じて求人企業に紹介するサービスである。
・19/11期売上高の1.1%を占めるその他事業は、20/11期から求人広告事業に含め、事業セグメントは2つとなる。

◆ 19年11月期決算の概要
・19/11期の売上高は前期比18.8%増の2,973百万円、営業利益は同70.9%増の226百万円であった。売上高は会社計画を僅かに下回ったものの、求人広告事業のセグメント利益が大幅に増加したため、営業利益は会社計画203百万円を上回った。

◆ 20年11月期の業績予想
・20/11期の会社計画は、売上高が前期比13.4%増の3,372百万円、営業利益が同32.6%増の300百万円である。積極的な採用に伴う人件費の増加、広告宣伝費の増加を売上増で吸収して二桁営業増益が続く計画となっている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、会社計画を若干上回る14.4%増収、37.2%営業増益と予想した。

◆ 今後の事業戦略と業績見通し
・同社は、事業規模拡大のため、人員の拡充、マッチング率の向上、新サービスの導入、商圏の拡大などに注力している。
・当センターでは、市場環境は同社にとって追い風であり、同社が飲食業界に特化して蓄積したノウハウを活かして事業規模を拡大し続けるのは可能であると考えている。21/11期以降についても増収増益が続くと予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。