テクノスデータサイエンス・エンジニアリング<7046> 多数の優秀なデータサイエンティストやエンジニアが在籍する技術者集団

2020/01/24

ビッグデータ・AIソリューションサービス等を展開する情報サービス企業
多数の優秀なデータサイエンティストやエンジニアが在籍する技術者集団

業種: サービス業
アナリスト: 大間知 淳

1.会社概要
・テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(以下、同社)は、AI製品等によるサブスクリプションサービス(ストック型サービス)と、データ解析、分析基盤構築等の個別プロジェクトによるビッグデータ・AIソリューションサービス(フロー型サービス)を展開する情報サービス企業である。
・19年10月1日時点の役職員114名のうち、データサイエンティストが71名、各種エンジニアが15名と、多数の優秀な技術者が在籍している。

2.財務面の分析
・15/3期~19/3期の期間では、AIビジネス市場の拡大を背景に、売上高は年平均44.2%、経常利益は同72.6%増加した。
・安全性や、成長性、収益性の観点で類似企業に比べやや魅力的な水準にある。

3.非財務面の分析
・知的資本の源泉は、優秀な人材と技術ライブラリーの蓄積にある。

4.経営戦略の分析
・同社は、ストック型売上高比率の上昇等を前提に、21/3期売上高20億円、営業利益3億円の達成を目指す中期経営計画を公表している。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/3期の業績は、第2四半期累計期間の売上高が不振であったことを踏まえ、会社計画をやや下回ると予想した。
・当センターでは、21/3期を最終年度とする中期経営計画の目標数値の達成は難しいと見ている。しかしながら、ストック型売上高比率の上昇や、多方面での共創体制の強化を目指す同社の経営戦略自体は評価しており、21/3期は前期比24%増収、156%営業増益、22/3期は同19%増収、45%営業増益と、大幅な増収増益を見込んでいる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。