スタジオアタオ<3550> インターネット販売、店舗販売ともに好調に推移し、20 年2 月期も増収増益見通し

2019/06/14

オリジナルブランドの婦人用バッグ、財布等を店舗及びインターネットで販売
インターネット販売、店舗販売ともに好調に推移し、20 年2 月期も増収増益見通し

業種: 小売業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・スタジオアタオ(以下、同社)は、オリジナルの婦人用バッグ、財布等の企
画・販売を行っている。同社のブランドは「ATAO(アタオ)」、「IANNE(イ
アンヌ)」、「Roberta di Camerino(ロベルタ ディ カメリーノ)」、「ILEMER
(イルメール)」の4 つで、直営店舗での販売及びインターネットを通じた
販売をしている。19 年4 月10 日現在、神戸、東京、横浜などに9 店の直
営店舗(複数ブランドを扱う大型店舗「アタオランド」を含む)を保有して
いる。

◆ 19 年2 月期決算の概要
・19/2 期の売上高は前期比22.5%増の4,214 百万円、営業利益は同
34.6%増の743 百万円であった。店舗販売、インターネット販売ともに順
調に伸び、販売促進費の増加を吸収して大幅な営業増益となった。
・同社は19 年1 月に期初計画を増額修正したが、売上高、営業利益とも
に修正計画を上回る結果であった。

◆ 20 年2 月期の業績予想
・20/2 期の会社計画は、売上高が前期比16.3%増の4,900 百万円、営業
利益が同18.3%増の880 百万円である。店舗販売、インターネット販売と
も増収を見込んでおり、足元の販売動向も順調である。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18.2%増収、20.5%営業
増益と、会社計画を若干上回る業績を予想する。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は成長戦略として、既存ブランドの売上拡大やEC 売上拡大と
店舗売上拡大の同時進行などを掲げている。店舗網拡大のため、人
材獲得を進めているが、上場による知名度向上が寄与し、順調な進
捗となっている。
・当センターでは、同社の国内での出店余地があることに加え、インタ
ーネット販売の拡大余地も大きいと考えており、当面増収増益基調
が続くと予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。