グローバル・ワン不動産投資法人(8958)の第29期決算はテナント入替に伴う減収を増額改定で打ち返し、財務コスト減少により増益

2018/06/05

 



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説明会開催日:2018年5月18日
代表取締役社長 和田 康氏
投信業務部長 山崎 弦氏

 

◎決算ハイライトと業績予想
・営業収益は51.1億円(前期比-0.03億円)、当期純利益は18.07億円(+0.47億円)、1口当たり分配金は8,164円(+300円)
・分配金は8,000円台を達成、4分割後は2,000円台での巡航と更なる成長を目指す
・品川・御堂筋のリーシング進捗、自己投資口取得・消却等でDPU上振れ
・テナント入替に伴う減収を増額改定で打ち返し、財務コスト減少により増益
・第30期営業収益は51.57億円(前期比+0.47億円)、当期純利益は18.42億円(+0.35億円)、1口当たり分配金は2,080円(分割後換算+39円)を予想
・テナント退去による減収を増額改定と埋め戻し効果が上回り、賃料等収入増加、増収増益を見込む

◎運用状況
▽内部成長 – 高水準の稼働率と8期連続の賃料増額改定
・引き続き稼働率は高位安定で推移、ポートフォリオ稼働率は98.4%に上昇(2018年3月末時点)
・今後も共用部のリニューアル等でテナント満足度を高めながら稼働率の維持・向上を目指す
・第29期の改定実績は増額16件、据置9件、減額0件で、契約更改対象面積の41.8%で増額を実現
・テナント入替の際に賃料増額を実現
・平均増減率は第30期も増額を見込み、8期連続して賃料増額改定を実現する見込み
・南青山のオフィステナントは取得以来稼働率100%を維持、優良オフィスのマーケット賃料は上昇傾向が継続
▽外部成長
・厳選投資、資産入替によりクオリティの高い外部成長を実現
・時機を捉えた含み益の実現とポートフォリオの質の向上
・インベストメント・パートナーとのWin-Win関係に基づく成長
・物件クオリティを重視しつつ、収益安定化のための資産規模拡大も追求
▽財務
・フリーキャッシュの活用、自己投資口取得にあわせて減額リファイナンスを実施することでLTV水準を維持
・長期固定化と財務コスト削減を両立
・リファイナンス時に返済期日分散を推進
・フリーキャッシュを活用し、発行済投資口数の1.1%相当の自己投資口を取得・消却
・1口当たり分配金及びNAVが向上、投資口価格は指数比アウトパフォーム
・4年前に投資口を2分割(効力発生日:2014年4月1日)、より一層の投資家層の拡大、投資口の流動性向上を目的として今回4分割を実施
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