東映アニメーション(4816)の中間決算は国内・海外事業ともに好調、大幅な増収増­益で過去最高を更新

2015/12/21


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説明会開催日:2015年11月2日
代表取締役社長 高木 勝裕 氏
取締役 吉谷 敏 氏

 

◎決算のポイント
・売上は前年同期比28.8%増の185.1億円、営業利益は166%増の50.8億円
・第2四半期としては、売上高および各利益いずれも、過去最高額
・国内事業・海外事業ともに好調で、大幅な増収
・利益率の高い海外事業の拡大により、大幅な増益

 

◎セグメント別分析
▽映像製作・販売事業(前期比18.6%増)
・「劇場アニメ」は、4月に公開した『ドラゴンボールZ 復活の「F」』のヒットにより、大幅増収
・「テレビアニメ」は、放映・配信本数の減少(8作品→7作品)により大幅減収
・「コンテンツ」は、「デジモンアドベンチャー」のブルーレイが好調だったが、その他の作品が全体として軟調であったことから、減収
・「海外映像」は、複数作品の中国向け大口映像配信権の販売と、北米向け「ドラゴンボール」の映像販売が好調で、大幅な増収
▽版権事業(前期比55.4%増)
・「国内版権」は、複数作品での遊技機の大口契約に加え、「ワンピース」のアプリゲームや「ドラゴンボール」シリーズの商品化とアプリゲームが好調に推移し、大幅増収
・「海外版権」は、中国向けで「ワンピース」のゲームや「聖闘士星矢」シリーズのアプリゲーム、欧米向けでは家庭用ゲームが好調に推移し、大幅な増収
▽商品販売事業(前期比9.2%増)
・『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の劇場公開に伴うタイアップ・販促関連やショップ事業拡大で、前年同期比増収も新規店舗の関連費用が増加

 

◎2016年3月期業績予想
・通期売上は300億円の予想から325億円に上方修正、営業利益は42億円から68億円に上方修正
・国内外で「ドラゴンボール」シリーズのゲームや関連商品が好調に稼動の見込み
・中国向けで、映像配信権許諾や「ワンピース」のゲームが好調に推移する見込み
・利益については、海外子会社との内部取引の売上と原価の相殺消去額が、予想を上回った結果、原価率が大幅に改善予定
・配当は1株あたり普通配当30円を予想、今後の業績を勘案し特別配当も検討予定

 

◎中長期の成長に向けた取り組み
・映像作品の新企画・製作プロジェクト推進
・成長を加速させる為の企画・製作への戦略投資
・現場主導でのビジネス創出を後押しする体制・基盤の整備

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