勤次郎(4013)の通期決算は、クラウド事業はクラウドライセンスの積み上がりは比較的順調に推移、一方、オンプレミス事業は引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受け、パッケージ売上で来期への案件先延ばしが発生

2022/02/17



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説明会開催日:2022年2月9日
代表取締役執行役員社長 加村 稔氏

 

◎決算サマリー
・売上は前期比-3%の33.2億円、営業利益は-54%の2.6億円、当期純利益は-51%の1.6億円
・売上高はクラウド事業においては新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、クラウドライセンスの積み上がりは比較的順調に推移
・一方、オンプレミス事業においては引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けており、パッケージ売上について来期への案件の先延ばしが発生していることに加えて、オンプレミスでの導入を想定していたお客様がクラウドでの契約に切り替わることが多く発生している状況
▽クラウド事業売上
・新型コロナウイルス感染拡大の影響はあるものの、前年同期比+10%となる2,047百万円となった。(クラウドライセンス売上の前年同期比は+21%となる1,469百万円、リカーリングレベニューの前年同期比は+15%となる2,090百万円となった。)
▽オンプレミス事業売上
・新型コロナウイルス感染拡大の影響から、新規顧客企業にて引き続き受注の先送りやクラウド契約へと変更になる取引が発生していること等により、1,554百万円から前年同期比-19%となる1,266百万円となった
▽売上高・リカーリングレベニュー売上高の四半期別推移
・クラウドライセンス売上とプレミアムサポート売上で構成されるリカーリングレベニュー売上高は、四半期別で見ても順調に成長しているが、パッケージ販売及びコンサルサポート売上がコロナの影響を受けていることから、リカーリングレベニュー以外の売上高は減少している
▽契約社数および契約ライセンス数
・契約ライセンス数は年平均成長率36.8%と高い成長を続けている
▽クラウド解約率
・クラウド月次平均解約率は0.19%と低位安定

 

◎2022年12月期 計画
・2022年12月期の業績予想については、オミクロン株の拡大により今後の新型コロナウイルス感染症の影響が不透明であることから、売上見込を38億円と修正
・2021年11月10日に公表した売上予想に対して、クラウド事業は2,714百万円から2,465百万円へ、オンプレミス事業は1,486百万円から1,335百万円へと修正
・売上高は14%成長、経常利益は23%成長、当期純利益は23%成長
・クラウド事業の売上は、前年度の積み上げをベースとした売上増を見込む
・オンプレミス事業の売上は、前期からの期ズレ案件があることとUniversal 勤次郎のリリースにより売上増を見込む
・主に開発促進のため、採用を積極的に行っており、今年度は見込として新卒約40名の採用を予定
・販売促進のための広告宣伝費も大幅に増加することを見込む
▽クラウド事業売上
・新型コロナウイルス感染拡大による影響が不透明であるが、前年度の積み上げをベースとした売上増を見込む
・次世代製品(Universal 勤次郎)のリリースをてこにオンプレミスユーザーをクラウドユーザーに移行していく
▽オンプレミス事業売上
・コロナウイルス感染症の影響が不透明ではあるものの、前期からの期ズレ案件があることとUniversal 勤次郎のリリースによる増収を見込む
・オンプレミスのユーザーをクラウドへ移行することによるプレミアムサポート売上の減少を見込む

 

◎株主還元について
・配当方針:株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つとし、将来の事業展開と財務体質強化のために必要な内部留保を勘案しつつ配当を行うことを基本方針とする
・配当性向は100%を超過しますが、来期には利益水準は回復することから当初計画どおり、今期の配当は17円とする
・来期配当は17円を計画

 

◎トピックス:ESGへの取り組み・健康経営銘柄
・当社製品(『勤次郎』、『ヘルス×ライフPro』)を活用することでESG経営を実現
・2021年度「健康経営銘柄」に選定

 


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