シキボウ(3109)の中間決算は売上・利益ともに、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた前年同期を上回り、5月に公表した業績予想並みの結果に

2021/12/24



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説明会開催日:2021年12月17日
代表取締役 社長執行役員 尻家 正博氏

 

◎決算概要
・売上は前年同期比8.0%増の171.2億円、営業利益は81.6%増の6.5億円
・売上・利益ともに、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた前年同期を上回り、5月に公表した業績予想並みの結果
▽繊維セグメント(売上は前年同期比6.2%増の87.4億円、営業損失は2.3億円)
<原糸販売>
・国内産地向けの低迷は続くものの、ベトナム協力工場を活用してサステナブル商材「COTTON USA」等を主とした差別化糸販売は、好調に推移
<輸出衣料>
・中東市場における市場閉塞感は継続しているものの、次期シーズンに向けての営業活動が活発になる
<ユニフォーム>
・ユニフォーム生地販売では主要取引先からの大口および企業制服更新の案件も獲得しつつある
・ニット製品販売では上期後半はベトナムにおける経済活動の制限等の影響により苦戦
<生活資材>
・リビング分野は抗ウイルス加工「フルテクト®」商材をはじめ、堅調に推移
・リネン資材分野はホテルリネンの低迷により苦戦
・メディカル分野では、量販店向けマスクは引き続き堅調に推移
▽産業材セグメント(売上は前年同期比11.3%増の58.8億円、営業利益は168.6%増の3.0億円)
<産業資材部門>
ドライヤーカンバス:
・顧客の設備改造に伴う需要取り込みに加え、輸出と段ボール貼合用ベルトの販売が増加
フィルタークロス:
・自動車・建設関連需要に回復が見られ増収増益
・空気清浄機器分野では、大口の機器販売により増収増益
<機能材料部門>
化成品:
・化学品分野の中国向け輸出が低調に推移。
・食品分野の増粘多糖類等は底堅い需要に支えられ増収。
複合材料:
・電力分野等の複合材料部材が低調に推移
・航空機用途の需要が回復基調
▽不動産・サービスセグメント(売上は前年同期比6.5%増の27.8億円、営業利益は11.8%増の8.9億円)
不動産賃貸、ゴルフ場:
・堅調に推移
リネンサプライ :
・緊急事態宣言の影響により苦戦したが、前年度より回復
物流 :
・前年並みに推移

 

◎2022年3月期業績予想
・売上は354億円、営業利益は16億円を予想
・1株当たり配当金は前年同額の40円を予想

 

◎2022年4月 新市場区分
・プライム市場選択
・企業価値の向上を図り、持続的成長を続ける
・コーポレートガバナンスの一層の充実
・IR活動の推進

 


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