アルトナー(2163)の第59期通期決算は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況も、技術者単価が前期と同水準で推移、稼働人員が前期を上回り営業利益率は前期と同水準を維持

2021/04/01



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説明会開催日:2021年3月24日
代表取締役社長 関口 相三氏

◎決算概要
・売上は前期比2.5%増の71.7億円、営業利益は0.1%増の8.8億円
・経常利益1.9%増、当期純利益2.5%増。営業利益率12.4%
・新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況
・先行開発のニーズはあるものの、投資予算の規模は不透明
・(自動車業界) CASE、政府の「脱炭素」方針に対応するための「脱ガソリン車」(電気自動車、燃料電池自動車等)
・(半導体業界) 自動車の電動化、IoT、テレワーク等で使用する電子機器等に必要な半導体(製造装置含む)
・技術者単価が前期と同水準で推移
・稼働人員が前期を上回る(6月末、9月末、12月末にて、契約期間満了が発生し、稼働率が前期を下回るが、技術者数が増加)
・労働工数が前期を下回る
・営業利益率が前期と同水準
・(費用増) 2020年入社の新卒・キャリア技術者の配属が例年より遅れ、進捗実績50%程度。未配属者の労務費を販管費で計上
・(費用減) 全社スタッフのテレワークを推進し、旅費交通費、会議費等を削減。求人費・広告費等も削減
▽利益率向上の2つのポイント
【売上総利益率の向上】
1人当たりの技術者単価の上昇が必要
【営業利益率の向上】
技術者の増員に伴う間接部門の増員を管理効率の向上により抑え、販管費率の上昇を抑える

 

◎中期経営計画(’21年1月期~’23年1月期)
▽基本施策
1.セグメント戦略の推進
・セグメント別戦略の構築(採用‐教育-配属-制度)
・セグメント別マーケットへの対応の確立
・新たな専門技術領域の開拓・模索
2.多種多様な人材活用の推進
・シニア・女性・外国人労働者(留学生)の人材活用
・協力会社の活用・組織化(請負・受託体制の確立)
▽セグメント別マーケットへの対応
・顧客企業のニーズ、モノづくりの工程での多様化する業務領域に対応するため、3つにセグメント化した戦略を推進し、精度の高いマッチングを実現
▽事業環境の予測
2022年1月 – 最終年度に向かう加速準備
・エンジニアの不足感 – 継続
・コロナ禍の収束時期 – コロナ禍は継続
・中心となるテーマ・業界 – 「脱炭素」関連、自動車関連、半導体業界
2023年1月 – 中期経営計画最終年度
・エンジニアの不足感 – 継続
・コロナ禍の収束時期 – 収束に向かう
・中心となるテーマ・業界 – 「脱炭素」関連、自動車関連、半導体業界
コロナ禍の収束時期は、現時点では、不透明なため、2022年1月期の状況を踏まえて、2023年1月期の前提を改めて設定する可能性があります

 

◎第60期(’22年1月期)業績予想、配当予想
・年間を通じて、コロナ禍の状況が継続する想定
・売上は前期比6.9%増の76.7億円、営業利益は8.8%減の8.0億円、経常利益8.1億円、当期純利益5.6億円を予想
・今期の配当は、計23.00円。来期の配当は年間配当金23.00円(中間11.50円、期末11.50円)を予定

 


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