イノテック(9880)の通期決算はHDD事業の譲渡やEDAの大手顧客の販売権移管の影響などにより減収減益に

2017/11/30



btn03_hvdbtn01_hvdbtn02_hvd

説明会開催日:2017年11月9日
代表取締役会長 澄田 誠氏
取締役管理本部長 棚橋 祥紀氏

◎決算概要
・売上は前期比4%減の144億円、営業利益は51%減の40億円
・連結営業利益は前年比で51%減、年度計画に対する進捗率は45%
・EDAの顧客移管が年度フルで影響、テスターは大幅減、単体は赤字
・レグラス、アイティアクセスは上期内の回復には至らず
・ガイオ、三栄は好調維持し増益、STArは大幅伸長

 

◎事業別概況
▽設計開発ソリューション事業
・EDA:顧客移管の影響で前年比大幅減収も既存顧客の積み上げ堅調
・ガイオ:ツール事業、ES事業ともに好調維持、増収増益
・組込システム:前年比増収、半期ベースでは過去最高の実績
・アイティアクセス:新規事業貢献始まるが一部下期にスライド、前年比増収も黒字回復至らず
・レグラス:量産案件の実現は下期以降、前年比減収減益
・三栄:高稼働率維持し、前年並みの好調を維持
▽プロダクトソリューション事業
・テスター:前年同期比大幅減だが、前年下期比では回復
・STAr:大手顧客へのプローブカードの販売など好調持続、大幅増収
・HDD:事業譲渡11月にスライド、上期はフルで計上、前年並の販売
・IoT他:前年比増収も、計画未達

 

◎トピックス
・seven dreamers laboratoriesへの出資
・資本業務提携(CVP Holdings Limited)
・電子部品商社からの撤退

 

◎18年3月期見通し
・売上は前期比5%減の275億円、営業利益は10%減の9億円を予想
・通期予想は不変
・HDD事業譲渡、EDA顧客移管の影響によりイノテック単体は営業赤字の公算
・テスターは下期から出荷増を見込む
・ガイオ、STArは前年比増収増益の見通し
・11月8日に、18年3月期の配当を当初公表の中間7円から10円に、期末8円から10円に増配し、通期20円と発表

 

 ◎中期経営方針
▽戦略
・4つの成長分野(テスト、MBD、画像処理、組込み)に注力
・海外展開、投資の積極化
・利益、CF重視のプロダクト見直し
▽数値目標
・売上高:350~400億円(2018年度)
・営業利益:25~30億円(2018年度)
・ROE:短期5% 中期8%超を目指す
▽3つの変化
1.製品ビジネスからソリューションビジネスへ
2.国内ビジネスからグローバルビジネスへ
3.半導体市場から最終製品市場へ
▽今後の課題
・新規(育成)事業の早期立ち上げ
・グループ経営(グループ内シナジー)の加速・必要に応じ、組織再編
・資本政策の基本方針
・新たな中期ビジョン・中期計画の検討

 


株式会社i‐Cue(アイキュー)
決算中継「社長のビジョン」   株式会社i‐Cue(アイキュー)
上場会社が投資家向けに実施する会社説明会。ほとんどの会社では、トップの社長から、直接成長ストーリーや将来ビジョンについての説明を聞くことができます。個人投資家にとって、投資判断を左右する情報を読み取れる欠かせない機会となっています。
【各企業の動画一覧ページはこちら】
免責事項
当社の将来についての計画、戦略及び業績に関する予想と見通しの記述が含まれています。これらの情報は現在入手可能な情報による判断及び仮定に基づき算出しており、今後の事業内容等の変化により実際の業績等が予想と大きく異なる可能性がございます。
運営会社:株式会社i‐Cue(アイキュー)
Copyright 2015 i‐Cue Inc.All Rights Reserved.

このページのトップへ