ビューティガレジ<3180> 東証一部への市場変更を目指し、立会外分売を実施

2015/07/17

理美容商材をビューティサロン向けにインターネット等で通信販売
東証一部への市場変更を目指し、立会外分売を実施

業種:卸売業
アナリスト:松尾  十作

◆ ビューティサロン向け EC 業者
・ビューティガレージ(以下、同社)は、全国のビューティサロン向けに物販、開業及び経営支援サービスをワンストップで提供している。
・15 年 4 月末の登録会員口座数は約 24 万口座、足元では毎月約 3,100口座のペースで増加している。

◆ 15 年 4 月期決算は営業大幅増益
・15/4 期決算は、前期比 12.7%増収、24.1%営業増益であった。同社が見込んだ業績に対する達成率は、売上高で 98.4%、営業利益で 107.7%であった。
・同社の経営の屋台骨である物販事業の売上高は前期比 14.6%増であったが、販路別では、スマートフォン及び従来型携帯電話サイト経由の売上高は前期比 84.5%増と大きく伸長したことが貢献した。

◆ 16 年 4 月期業績予想
・16/4 期について同社は前期比 16.7%増収、24.3%営業増益を見込んでいる。事業別売上高予想は開示していない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、従来予想を修正し、同社予想並みの前期比 16.8%増収、25.0%営業増益を予想する。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は 16/4 期の配当について実施予定としながらも、金額は未定としている。当センターは1株当たり配当を 6.0 円と予想する。
・同社は、東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しているが、その要件の一つである株主数の増加を図るため、298,500 株の立会外分配を実施した。分売株数 298,500 株のうち 170,000 株は、筆頭株主であり現社長の野村秀樹氏(14 年 10 月末時点 404,000 株保有)が放出した。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。