日本プライムリアルティ投資法人(8955)の第45期1口当たり分配金は前期比±0円の7,600円。中野取得により当期純利益は大幅に増加

2024/10/09



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説明会開催日:2024年8月19日
代表取締役社長 城﨑 好浩氏

◎決算ハイライト
MS芝浦等のリーシング進捗により、賃料収入は2025年6月期以降回復を見込む
調整EPUは中野セントラルパークイーストの取得により大幅に増加
分配金戦略の転換により、2024年12月期のDPUは7,700円、2025年6月期のDPUは過去最高額の7,800円を想定

 

◎運用状況と成長戦略
・分配金戦略の変更
下限分配金(7,600円)の設定による安定性重視の分配から、オフィスマーケットの回復や好調な売買マーケットを踏まえ、分配金成長を重視した戦略に転換
賃料増額・外部成長・キャピタルゲインの活用をドライバーとして、7,600円を起点に年率2%程度の成長を目指す
▽内部成長戦略
・稼働の状況
稼働は引き続き高水準で推移
・MS芝浦ビルのリーシング状況
柔軟なリーシング戦略、大規模改修による競争力強化が奏功
近隣エリアからの移転ニーズを取り込み、着実にリーシングが進捗
・賃料の状況
大半のテナントで減額なく契約更新。改定・入替時の増額割合はともに増加
増額改定のエリアも拡大傾向
・賃料増額に向けた取組み
マーケット環境の改善に加え、JPRのポートフォリオは高い優位性を持つ
幅広く増額の申し入れを行い、早期の賃料増額を図る
・商業施設の運営状況
引き続き高稼働を維持
▽外部成長戦略
・スポンサーパイプラインを活用した物件取得ペースの加速
スポンサーの東京建物の中期経営計画等も背景に、JPRの資産規模拡大ペースは加速
資産規模5,000億円超を達成
・戦略的な資産入替戦略の実践
戦略的な資産入替を通じ、ポートフォリオクオリティの向上、含み益の顕在化及びフリーキャッシュの創出を図る
・新規取得資産概要
【中野セントラルパークイースト(持分割合:53.0%)】再開発により更なる発展が期待される中野駅前のハイスペックビルをスポンサーサポートにより取得
▽財務戦略
・財務の状況
長期固定を主体とした安定性重視の調達を継続、一部長期変動金利の活用も検討
・資金調達先の分散状況(2024年8月16日時点)
43行社に及ぶレンダーフォーメーションと投資法人債により調達を分散。全ての借入先から相対により調達
積極的なサステナビリティファイナンス等による調達(有利子負債に占める割合31%)
▽サステナビリティ
・サステナビリティ取組み実績
長期にわたりサステナビリティへの取組みを推進
様々な施策を策定し、多様なステークホルダーに向けて積極的な取組みを行う
・外部評価及びイニシアティブ
外部評価の向上及びイニシアティブへの署名・賛同に取り組む
・環境(Environment)
環境負荷低減を進めるため、廃棄物リサイクル率目標を新たに設定するとともに、再生可能エネルギー調達戦略の検討を実施財務影響も意識しつつ、温室効果ガス(GHG)排出量削減に向けた、様々な施策を加速するフェーズへとシフト
GHG排出量は2030年目標に向けて順調に削減
省エネ工事の推進とPM・BM・テナントとの協力により、エネルギー・水使用量の削減に取り組む
気候変動リスク・機会の定量分析を2030年及び2050年の時間軸で再算定し開示
財務影響を踏まえ、今後の戦略を検討予定
・社会(Social)・ガバナンス(Governance)
テナントニーズの変化に適切に対応し、テナントに選ばれる施策を積極的に実施していく

 

◎決算・業績予想
・2024年6月期決算の概要(前期比)
2024年6月期実績: 1口当たり分配金7,600円(前期比±0円)
中野取得により当期純利益は大幅に増加
・2024年6月期決算の概要(期初予想比)
2024年6月期実績: 1口当たり分配金7,600円(期初予想比±0円)
リーシングの進捗等により賃貸事業利益が増加
・2024年12月期業績予想の概要(2024年6月期実績比)
2024年12月期予想: 1口当たり分配金7,700円(2024年6月期実績比+100円)
中野取得の通期寄与や原状回復費収入等の一時的な収入があり、当期純利益は概ね横ばいで推移
内部留保の活用による分配金成長を見込む
・2025年6月期業績予想の概要(2024年12月期予想比)
2025年6月期予想: 1口当たり分配金は過去最高額の7,800円(2024年12月期予想比+100円)
MS芝浦を中心としたリーシングの進捗により賃料収入の回復を見込む

 


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