世界の「投信マネー」(2018年2月)2018年1月は株式ファンドが大幅流入超

世界の「投信マネー」(2018年2月)2018年1月は株式ファンドが大幅流入超

 

18年1月は株式ファンドが大幅流入超に

■EPFRグローバル(注1)で世界の「投信マネー」の18年1月の資金フローを見ると、株式ファンドが1,072億ドルの流入超過と前月(70億ドル)を大幅に上回りました。2017年の月平均が242億ドルなので、4カ月強相当の超過額です。

 

上位は「北米」、「グローバル」、「GEM」

■1月の株式ファンドの主な流入超過は、「北米」が307億ドル(前月▲87億ドル)、先進国全般に投資する「グローバル」が289億ドル(同88億ドル)、新興国全般に投資する「GEM (注4) 」が169億ドル(同6億ドル)でした。また、「日本」への流入超過額も125億ドルと前月の53億ドルから拡大しました。

■一方、債券ファンドの1月の流入超過額は284億ドルと前月(96億ドル)より増加し、ほぼ昨年の月平均(296億ドル)並みでした。先進国では「北米」(168億ドル、前月▲5億ドル)、新興国では「GEM」(103億ドル、前月61億ドル)への流入超過額が拡大しました。

 

2月第1週に流入超となった株式の中心は「アジア」

■2月第1週は米国金利が上昇、米国株式市場が大幅下落となりました。資金フローを見ると、同週に株式ファンド全体で306億ドルの流出超となりました。「北米」だけで329億ドルの大幅流出超でした。こうした中、僅かながらも流入超過基調を維持した株式ファンドもありました。それは、日本(47億ドル)、中国(7億ドル)、韓国(5億ドル)など、「アジア(注3) 」、「EMアジア(注5)」です。

■また、債券ファンドは流入超過を維持しました。「グローバル」が11億ドルの流出超でしたが、「北米」が30億ドル、「欧州」が19億ドルの流入超を維持しました。「新興国」は全体で0.1億ドルの流出超にとどまりました。

 

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(2018年 2月13日)

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