『季節予報』によると、今秋はレジャー日和!

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関東地方では、ここもとの冷え込みにより秋らしさを感じることが多くなってきました。8月には天候不順などにより「景気ウォッチャー調査」の東北地方・現状判断DIや、「消費者態度指数」が低下するなど、消費者マインドが影響を受けたことから、今後の天候の推移が気になるところです。気象庁が発表している『季節予報』 で、今後の天候が消費に与える影響について見てみましょう。

【ポイント1】向こう3カ月の気温は平年並みか暖かい予想

9月発表分の「3カ月予報」は10月から12月の見通し

■気象庁が9月25日に発表した『季節予報』の「3カ月予報」によれば、10月から12月にかけて、北日本は寒気の影響が弱く、沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすくなるため、気温は平年並みか高くなる見込みです。

■一方、降水量は東・西日本太平洋側では、低気圧や前線の影響を受けにくいため、平年並みか、少なくなる予想となっています。秋から冬にかけては概ね好天が見込まれそうです。

 

【ポイント2】今年の冬はやや暖冬か

降水量はほぼ平年並みの見込み

■同日発表の「冬の天候の見通し」(12~2月)によると、北日本は気温が平年並みか高くなりそうです。一方、東日本、西日本、沖縄・奄美では、平年より暖かい冬が2回続いていましたが、今冬は寒気が流れ込みやすくなり、ほぼ平
年並みの寒さが戻りそうです。

■降水量は、北日本・太平洋側と西日本・日本海側が、平年並みか多い見込みです。

 

 

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【今後の展開】好天が消費回復を後押し

■8月は、統計上2番目の連続記録となった東京都心での降雨や、東北・北陸地方の大雨がもたらした日照不足により「消費者態度指数」は前月比▲0.5ポイント低下するなど、消費者マインドが悪化しました。

■ただし、これは一時的な落ち込みと見られており、9月は同0.6ポイント上昇するなど改善が見られます。『季節予報』通り、秋から冬にかけて好天となれば、消費やレジャーが活況となることが期待されます。

■9月調査「日銀短観」では、企業の景況感が10年ぶりの高水準になるなど、日本の景気は緩やかながら回復を続けています。好天がもたらす個人消費の回復が、今回調査で足踏みとなった内需関連企業に好影響を与えることが、景気回復のさらなるサポート要因になると考えられます。

 

 

 

(2017年 10月 06日)

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