「季節予報」は暖かい春を予想(日本)

<今日のキーワード>「季節予報」は暖かい春を予想(日本)

気象庁は、1カ月間、3カ月間といった期間を対象として大まかな天候を予測し、「季節予報」として発表しています。季節予報には全国を対象とした全般季節予報と、各地方を対象とした地方季節予報があります。全般季節予報は気象庁本庁が発表し、地方季節予報は全国を11に分けた予報区ごとに、それぞれを担当する気象官署が発表します。

【ポイント1】「季節予報」は1カ月から3カ月、6カ月先を予報

2月発表分の3カ月予想は3月から5月の見通し

■「季節予報」には、4種類の予報があり、予報期間や発表日が異なります。予報期間は、1カ月、3カ月に加え、暖候期や寒候期は6カ月先まで予想します。4種類の予報はそれぞれ定期的に発表されます。2月24日に発表された3カ月予想は、3月から5月の天候見通しとなります。

【ポイント2】今春の気温は高い見通し

降水量はほぼ平年並みの見込み

■「季節予報」では、1カ月や3カ月間の天候(気温や降水量)を平年と比べて、「低い(少ない)」、「平年並み」、「高い(多い)」の3つの階級で示します。1981年から2010年までの30年間の値のうち、11番目から20番目までを「平年並み」として、上下で3つに分けます。

■2月24日に発表された3カ月予報によれば、西日本と沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われやすく、気温は高い見込みです。北・東日本でも平年並みか高いと予想されています。一方、降水量は西日本と東日本太平洋側で、平年並みか、それを下回る見通しです。移動性高気圧に覆われやすく、低気圧や前線の影響を受けにくいためとされています。その他の地域もほぼ平年並みと予想されています。

 

 

20170301MK

 

【今後の展開】良好な雇用・所得環境を背景に、消費は増勢を維持しよう

■百貨店、スーパー、コンビニの3業態を合計した今年1月の売上高は、物価変動の影響を除いた実質値で前月比0.6%増と、大雪の影響はあったもの、3カ月振りに増加しました(売上高は三井住友アセットマネジメントによる季節調整済みの値)。

■これから新学期、新生活セールが始まります。雇用、所得が堅調に増加していることから、「季節予報」の通り、今年の春が平年並み、あるいはそれ以上の暖かさとなれば、大雪の影響を受けた年初の反動も加わって、消費は今後も増勢を維持する見込みです。

(2017年 3月 1日)

印刷用PDFはこちら

「季節予報」は暖かい春を予想(日本)

 

 

関連マーケットレポート

2017年 2月14日 日本のGDP成長率(2016年10-12月期速報値)

2017年 2月13日 「街角景気」は米新政権へ懸念の声(日本)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会