中国のPMI(2017年1月) 製造業の景況感は堅調で、安定成長が続く見込み

中国のPMI(2017年1月) 製造業の景況感は堅調で、安定成長が続く見込み

【ポイント1】公式PMIは51.3

6カ月連続の50超

■中国国家統計局と中国物流購入連合会が発表した1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.3と、市場予想(ブルームバーグ集計)の51.2を上回り、6カ月連続で50超となりました。主要項目を見ると、新規受注が52.8、生産が53.1と引き続き50超となっており、中国景気は安定していると見られます。

 

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 【ポイント2】財新PMIは51.0

前月から低下するも50以上維持

■中国メディアの財新と英金融情報会社マークイットが発表した1月の製造業PMIは51.0となりました。12月の51.9から低下したものの、7カ月連続で50以上を維持しました。1月は27日からの春節休暇の影響もあり、弱含んだものと見られます。

 

 

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【今後の展開】安定成長が続く見込み

■中国の景況感は、公式PMI、財新PMIともに中立水準を超えて堅調に推移しています。中国政府は、昨年末の中央経済工作会議で経済の安定を重視する姿勢を示しました。今後も国有企業によるインフラ関連投資の増加が需要を支えると見られ、製造業の景況感は底堅く推移すると見られます。

■中国政府は、金融政策は景気中立へやや引き締め気味とする一方、財政政策をより積極化させて景気を下支えすると見られます。輸出など海外需要については、米国のトランプ大統領による保護主義的政策などによる影響が懸念され、今後もその動向に注意が必要です。

(2017年 2月 8日)

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