日本の株式市場(2017年1月)大型株が堅調。小型株の戻りにも期待

日本の株式市場(2017年1月)大型株が堅調。小型株の戻りにも期待

 

【ポイント1】大型株が堅調に推移

「トランプ・ラリー」で鮮明に

■日本株式市場は、2016年11月9日に米大統領選挙でトランプ氏の勝利が伝わった時に円高が進み、下落しました。その後は、トランプ次期米大統領の減税やインフラ政策への期待を背景に米国株式市場が上昇する「トランプ・ラリー」のもと、米国金利の大幅上昇を受けて米ドル高円安も進行したことから、日本株式市場は大きく反発しました。特に、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)に代表される大型株指数の上昇が顕著となりました。

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【ポイント2】小型株は出遅れ

1月に入ってかい離は縮小傾向

■JASDAQインデックスなど小型株を代表する指数も堅調に推移していますが、大型株に対して出遅れる展開となりました。流動性の潤沢な大型株に資金が流れたことや利益確定の売り圧力が高まったことなどが主な要因であり、小型株の企業業績が悪化したわけではありません。

■2017年1月に入ってからは、出遅れていたJASDAQインデックスは順調に回復しており、TOPIXとのかい離も縮小しています。騰落レシオから見た大型株(東証1部市場)の過熱感も一段落しています。

 

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【今後の展開】日本株式への期待続く

■今後は米新政権の政策内容が焦点ですが、ドル高基調が続けば日本株式への期待は続くと思われます。不透明感も強い状況です。こうした中、ファンダメンタルズのしっかりした内需系の企業を中心に中小型株も堅調に推移することが期待されます。

(2017年 1月11日)

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