米国の大統領選挙(速報)トランプ候補が勝利

米国の大統領選挙(速報)トランプ候補が勝利

【ポイント1】トランプ氏が勝利

議会選挙も共和党が両院で勝利

■11月8日に投票が行われた米大統領選挙は、日本時間の11月9日午前8時から開票が始まりました。米国の政治専門サイト、リアル・クリア・ポリティクス(RCP)の集計によれば、日本時間11月9日15時40分時点の選挙人獲得数はクリントン候補が215、トランプ候補が277となっています。過半数が270ですので、トランプ候補の勝利といえます。

■大統領選挙と同時に議会選挙も行われました。RCPによると、上院は共和党が僅差で勝利、下院も引き続き共和党が過半数を確保しました。

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【ポイント2】円高、株安が進行

リスク回避の動きが強まる

■当初はクリントン候補優勢との見方から、日経平均株価は上昇、為替は米ドル高・円安となりましたが、開票が進むにつれトランプ候補が優勢となり、株価は急落、債券利回りは低下、為替市場では米ドル安・円高に転換しました。

■11月9日の日経平均株価の終値は前日比919円安の1万6,251円、為替は15時42分現在で同2円35銭円高ドル安の102.16円/米ドルとなっています。

 

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【今後の展開】財政拡張へ

■トランプ氏の主要政策は、自由貿易協定の見直しなど、世界経済に対して後ろ向きのものが示される可能性が高いと見られますが、米国内においては、減税や公共投資の拡大など、拡張的な財政政策がとられる見込みです。

(2016年11月 9日)

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