今年を振り返るキーワード2 『エコ関連バズワード』総集編

今年を振り返るキーワード2

『エコ関連バズワード』総集編

気候変動問題やサステナビリティに対する社会的な関心の高まりから、最近は「ESG」を始め、「SDGs」や「IPCC」といった言葉を目にすることがとても多くなりました。そんな今年注目を集めた『エコ関連バズワード』ですが、「何となく分ってはいるけど詳しい中身はちょっと」という方も少なくないはず。そんな今さら訊けない『エコ関連バズワード』をまとめて簡単に解説します。

バズワード その1 「ESG投資」

「ESG投資」は企業の財務情報だけでなく、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)などの非財務情報も考慮した投資のこと。環境に配慮し、企業統治に優れ、持続的成長が期待できる企業を選んで投資することで、長期的なリターンの獲得を目指します。

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2021年3月17日 『ESG投資』への資金流入続く

バズワード その2 「SDGs」

「SDGs(エスディージーズ)」は2015年の国連サミットで採択された、私たちみんなが取り組むべき「持続可能な開発目標(英語で“Sustainable Development Goals”)」のこと。「貧困」「飢餓」「健康」など、全部で17の目標(ゴール)からなります。

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2021年5月10日 ESG投資で参加する『SDGs』

バズワード その3 「SFDR」

「SFDR」は欧州連合(EU)で適用が開始された運用会社の情報開示規則、サステナブルファイナンス開示規則(Sustainable Finance Disclosure Regulation)のこと。欧州の運用会社は、この「SFDR」基準で自社ファンドがどれだけサステナビリティに配慮しているのかを情報開示することになりました。

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2021年6月14日 「うす緑」より「深緑」、『SFDR』が基準のESG投資

バズワード その4 「TCFD」

「TCFD」は2015年のG20財務大臣・中央銀行総裁会議で設置された、気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures )のこと。この「TCFD」がまとめた気候変動に関わる企業の情報開示ルールが、現在グローバルスタンダードの一つとなっています。

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2021年7月8日 『TCFD』で加速する、企業のサステナビリティ情報開示

バズワード その5 「IPCC」

「IPCC」は1988年に国連環境計画と世界気象機関により設立された、気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)のこと。各国政府に推薦された科学者たちで構成されており、その報告書にある気候変動対策は国際交渉に強い影響力を持つと言われています。

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2021年8月19日 『IPCC』の地球温暖化のシナリオ、脱炭素は必達

バズワード その6 「COP26」

「COP26」とは26回目の国連気候変動枠組条約締約国会議(Conference of the Parties)の略称で、国連の「気候変動枠組条約」加盟国が集まる会議のこと。ちなみに、1997年に京都議定書が採択された京都会議は3回目の会議であったため、COP3と呼ばれました。

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2021年11月17日 『COP26』では1.5度目標を確認

バズワード その7 「カーボンニュートラル」

「カーボンニュートラル」とは、二酸化炭素の「排出量」から「吸収・除去」された量を差し引いた合計をゼロにすること。二酸化炭素の排出を完全にゼロにすることは難しいため、排出せざるを得なかった分について、植林で吸収したり地中に貯蔵するなどして、差し引きの排出量をゼロにすること。

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2021年7月13日 『脱炭素』に向けてビジネスチャンスが拡大

バズワード その8 「インパクト投資」

「インパクト投資」は社会的課題の解決と経済的利益(投資リターン)との両立を目指した投資のこと。「インパクト投資」の投資先企業には、自らの利益追求だけでなく社会的課題の解決に同時に取り組むことが求められます。

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2021年8月18日 社会的課題を解決に導く『インパクト投資』に注目

(出所)各種資料を基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(2021年12月9日)

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