2021年12月の注目イベント FRBやECBにおいて金融緩和縮小が見込まれる

2021/11/25

2021年12月の注目イベント

■12月は日米欧をはじめ、主要各国において金融政策決定会合が予定されています。米連邦準備制度理事会(FRB)は11月の会合で、資産購入の縮小(テーパリング)を同月より開始すると発表しました。12月も引き続きテーパリングが実施される見込みです。米国では消費者物価の上昇が加速しインフレへの懸念も高まっており、パウエルFRB議長等高官の発言に注目です。一方、欧州中央銀行(ECB)は、域内の景気回復を受けて、新型コロナ対策であるパンデミック緊急購入プログラムの終了と、新型コロナ以前からの量的緩和策を2022年以降に拡大すること等を発表すると予想されます。また、イングランド銀行(BOE)は利上げに舵を切ると予想されます。

■日本では、11月に発表された7-9月期のGDP成長率が事前予想を下回るマイナスとなりました。緊急事態宣言等が解除され、新規感染者数が激減している中、この局面を企業はどのように捉えているのか、日銀短観12月調査の結果に注目です。

■中国では、中央経済工作会議が開催される予定です。同会議は翌年の経済政策運営の基本方針を決定するもので、来年以降の中国の政策動向を占う上で注目されます。

 

(2021年11月25日)

印刷用PDFはこちら↓

2021年12月の注目イベント FRBやECBにおいて金融緩和縮小が見込まれる

関連マーケットレポート

2021年11月16日 中国の10月の生産、消費は予想を上回る

2021年11月8日 米雇用統計で雇用者数は53万人増と好調

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

このページのトップへ